結局『機動戦士ガンダム』以降、現代社会に鋭く切り込んだうえでブームを獲得した作品、
排出できなかったのが日本のアニメの停滞の原因かな。その時点でも既にマンガがそうであったように、
社会派物も放送できたはずだけど。キャラクター商品第一主義が先に立ち、
8時以降の番組はなかったですから。
また実写ドラマに政治性が期待できない現在、アニメであれば強烈なメッセージも乗せること、
可能の筈だけれども。安易な激励や慰み物、または無難な結末しか提示せず。しかし80年代以降、
社会に何の問題も認識しなかった制作者は皆無の筈で。
『超時空要塞マクロス』は表現は細密だけど、そのテーマに切実さは感じられないし。かの、
『新世紀エヴァンゲリオン』はテーマは切実だけど、その先を描くことは放棄。少ない成功例の一つ、
『機動警察パトレイバー』は各々の表現媒体でさまざまな実験をしたが。押井守の2本の映画とマンガ、
これ以外は世間的な評価はないまま。
しかしその押井「パトレイバー」のテーマ、都市論も追従者を生み出すことはなく。それは、
テーマが難しいからでなく、制作者が逃げたからでしょう。バブル経済華やかなりし頃でも、
その異常さは殆んどのアニメスタッフが認識していた筈であり。
ならそのテーマを作品に込めれば良かったものを。そうすれば社会の荒廃具合も、
もう少し穏やかなものになったはず、そんな思い。
排出できなかったのが日本のアニメの停滞の原因かな。その時点でも既にマンガがそうであったように、
社会派物も放送できたはずだけど。キャラクター商品第一主義が先に立ち、
8時以降の番組はなかったですから。
また実写ドラマに政治性が期待できない現在、アニメであれば強烈なメッセージも乗せること、
可能の筈だけれども。安易な激励や慰み物、または無難な結末しか提示せず。しかし80年代以降、
社会に何の問題も認識しなかった制作者は皆無の筈で。
『超時空要塞マクロス』は表現は細密だけど、そのテーマに切実さは感じられないし。かの、
『新世紀エヴァンゲリオン』はテーマは切実だけど、その先を描くことは放棄。少ない成功例の一つ、
『機動警察パトレイバー』は各々の表現媒体でさまざまな実験をしたが。押井守の2本の映画とマンガ、
これ以外は世間的な評価はないまま。
しかしその押井「パトレイバー」のテーマ、都市論も追従者を生み出すことはなく。それは、
テーマが難しいからでなく、制作者が逃げたからでしょう。バブル経済華やかなりし頃でも、
その異常さは殆んどのアニメスタッフが認識していた筈であり。
ならそのテーマを作品に込めれば良かったものを。そうすれば社会の荒廃具合も、
もう少し穏やかなものになったはず、そんな思い。