今日のTBSラジオ『永六輔 その新世界』のコーナー「乙女探検隊」。今週のゲストは、
スポーツ総合誌である『Number』初代編集長の岡崎満義さん。一本杉球場を訪ねて、
江夏豊を語っていました。そこで編集長だった当時、雑誌で引退セレモニーを主催したので。

 江夏豊でまず浮かぶのは『巨人の星』での台詞。「江夏豊はヤクザから腕時計をもらっただけで、
球界を永久追放されかけたんだよ」。もう一つには、小学館の学習雑誌。古葉監督の下で広島東洋カープ、
躍進していた記事より。確か「広島は7回までに勝っていればいい」という意味のことを。相手チームが、
その回までに逆転できなければ、8、9回の江夏豊は絶対的な脅威だから。

 江夏豊の現役時代のエピソード、いくつか紹介していましたが、私が直に実感したのは「江夏の21球」。
カープファンだった当時だけど、TVにかじりついての視聴はせず、友だちとゲームをやりながら、
ラジオ視聴で済ませていたと記憶。江夏の登板でも諦めていたところが聴くたびに試合が続いている状況、
当時の感触はもう残っていないけど。

 山際淳司の著作は大分あとになって知ったはずで、私は「NHK特集」で、その面白さを認識。結果的に、
江夏豊の現役生活、最後の成功ドラマ。