甲斐奈神社旧社跡 | 甲斐武田を探検っ!!

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諸事情により同名HPから修正しつつ引っ越し中・・・。
<since2006/8/11>

甲府市街地北部の愛宕山、現在子供の国や県立科学館があり、休日になると親子連れなどで賑わいます。その科学館から5分ほどで旧社跡に着くはずです。

かつて愛宕山は甲斐奈山と呼ばれ、古くは甲斐の総社であったと伝わる甲斐奈神社が鎮座していたのだとか。しかし永正年間(1504-1521)武田信虎の命により、甲斐奈神社はこの山の麓、金手地区に移されたといいます。

大永2年(「1523)、武田信虎は躑躅ヶ崎館西方の湯村山に支城の普請を命じます。信虎は、湯村山、現甲府城として史跡が残されている一条小山、さらにここ愛宕山に支城を構え、躑躅ヶ崎や甲斐府中の防衛を考えたと思われています。

信虎が築いたという城跡は残されていませんが、甲斐奈神社跡がひっそりと残されています。

 

住所:山梨県甲府市愛宕町

写真撮影日:2008年10月24日

参考資料など:現地石碑・武田氏年表/編 武田氏研究会・図解山城探訪 第16集/宮坂武男など