少々寒の戻りはあるものの、日中の外出は春向きのコートでしのげるようになった。
写真は昨日、実家や街中を歩いていた時の服装。
ジャケットは薄手のツイード、シャツは真冬向きの厚地だが、そろそろデニムシャツやオックスフォードシャツでも朝、着た時にヒンヤリしなければ着通せるかな。
ところで、やや季節は先取りながら、へぼ短歌を一首。
めまいさえ 覚ゆるほどの 花吹雪 安吾ならずとも 気のふれるや
短篇小説「桜の森の満開の下」を素材にしている。
うーん・・・平凡かなあ(笑)。
丸善まで足を延ばし、俳句・短歌のコーナーを物色してみた。
四季ごとに季語をまとめた手軽な本はないかと思って探したものの、期待していたような本はなかった。短歌集はあれこれ並んでいたが、買う気は起きない。現時点では、へぼ短歌は我流のままでいいと思っているので。言いたいこと、表現したいことが、それなりに伝えることが出来て、字足らず字余りでも三十一字に収まればいいのだ。
今、短歌ってブームなのかね。どんな歌人がいるんだ?まるで知らないなあ・・・。
あ、穂村弘ね・・・。
かつて「穂村弘は短歌も作っているのか」と少々驚いたことがあった。
というのは、エッセイが面白くて面白くて、立ち読みではもったいないと、文庫を一二冊ちゃんと買って読んだことがあるのだが、それ以来エッセイストというイメージがあって、短歌集を買おうとは思わない。
あ、そうだ。穂村弘のエッセイ集の方を探してみるか。
丸善のカウンターは、図書館のように在庫確認が検索できるパソコンがあるので便利だ。で、読書日記やら何やらもあって、手に取ってみたが、買うまでには至らなかった。
しかし、山岸凉子の『日出づる処の天子』の感想は思わず立ち読みした。本作を穂村は「海」に例えていて、唯々圧倒され云々と書いている。
『日出る…』は重いよなあ。ちゃんと愛蔵版だかを揃えて持っているけど、何度も読んではいないなあ、山岸凉子の他のは読んでるけどね。
あ、そうそう。山岸凉子。新作はないみたいだなあ。
でも、ちくま文庫に解説を書いている『楠勝平漫画集』があった。
はぁーっ・・・・「おせん」は読んだなあ。ふーむ・・・。
とまあ、少々迷ったのだが、結局買わなかった。ただ、ココロの片隅に引っかかりそうだ。
この後、自宅への帰り道、スーパーまたはドラッグストアでビールが安ければ買っておこうと思って、立ち寄ったのだが、少々高値だったのでやめた。それに、実は昼飯時、二缶飲んでいたから、まあ夕方は控えておこうかと。
そう考えながらも、帰宅後、和風の適当鍋を作りながら、日本酒を小さな湯飲みに二杯ほど飲んでしまった。