オタク部屋の掃除と片付け | 恋着、横着、漂着 遊び盛りゆるゆるのびのび60代

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2年早く退職して機能と効率のタガを外すことが出来ました。
人生をゆるゆるのびのびと楽しんで味わって行きたいと思う60代です。

 今日の午前中に無印良品製のパイン材の棚が届いた。

 組み立てて分かったのは、以前のものより質が落ちたということだった。

 以前と言っても、もうかれこれ20年以上前のことだから仕方のない事なのかも知れないのだが、頑丈さも落ちたし、棚の上下位置変更の自由度が減った。特に、棚の上下位置変更については、以前のものは、四本あるタテ材のヨコに穴が約三センチ半ごとに等間隔で空いていて、そこに金属の短い棒をそれぞれ同じ位置に通して、それを支えにして棚が下に落ちず固定できるもので、数えてみたら穴は四十以上あったしかし、新しいものはしくみは少々違うのだが、十カ所しか上下移動出来ない。

 まあ、仕方ない。

 ただ、この175.5センチという高さで棚が五枚というのは少ないので、もう一枚バラの棚を追加注文した。

 

 オタク趣味のルパンフィギュアをそれぞれセッティングしたドールケースは、一部、重ね置きのようにしていたんだが、どうも下の方に負担がかかって、四方を囲むアクリル板が変形しそうになっていたので、重ね置きはやめることにした。

 

 

 それでも、手前の高さ90センチ程度の小さなタンスの上のドールケースは重ね置きのままだ。でも、どういうわけか、この33センチ四方のケースは変形が見られない。

 あ、そうか。変形の危険があったのは、二つどころじゃなくて、多い場合には四つも重ね置きしていたからだなあ。それじゃあ変形するよなあ。まあ、これで変形は避けられそうなので、一安心だ。

 

 ところで、パイン材の棚はそこそこ頑丈だし、奥行きもあるので文庫や新書を置くのにはもったいない。ただ、文庫や新書が増えてもいるので、どうしようかと思ってネット検索していたら、不織布とビニールの組み合わせタイプの収納袋があった。あ、これはいいかも知れないな。いや、しかし、五組で1500円程度だが、このテのものは100円ショップにも売っているんじゃないのかなと思って、さらに検索すると、あー、あったあった。

 で、地元の店に行って、自分で探したんだが見つからない。店員さんに訊ねると、経験の浅い当の店員さんが他の店員さんに伝え、文庫専用の収納袋が置かれているコーナーに案内してくれた。五組買った。

 

 こんな風に20冊程度入れられる。新書もオーケー。

 これなら横に置いてもいいし、パイン材の一番下の横板を少しばかり上に固定して、その下に突っ込んでしまってもいい。

 この一組は、水木しげる、「聊斎志異」や「今昔物語」の不思議物語、山岸涼子と杉浦日向子の漫画にした。

 他に、『氷川清話」など近現代史モノ、結城昌治の本・・・と分けたが、それぞれ20冊には満たない。関連性があれば、何か他の文庫を足してもいい。

 窓側には、パイン材の棚ほど頑丈ではない、ちゃちい小さな棚もあるんだが、吉村昭の文庫とCDで一杯になってしまっている。

 今まで文庫、新書を問わず、読んだ本は実に適当に置いていたので、前後の本の関連性などまるでない、でたらめな置き方だった。まあ、キチンと整理して置くのではない、ただの放置だった。ひどいときは、そのまま畳に横積みして、崩れていた。

 テーマを決めて、こんな風に収納すれば取り出しやすいし、ホコリも付かない。この収納袋に入れる前に、再読しないと確信したものなら、さっさと捨てる。

 

 というわけで、小さなタンスをずらし、少々積もっていたホコリもとって掃除した。パイン材の棚とタンスの足には段ボールを敷いておいた。

 ほんの少々、不要なモノもゴミにだすことにした。

 それなりに片付いたのだが、もうしばらく時間はかかる。

 

 でも、急がず、ゆっくり楽しみながら片付けたい。

 そうそう、この掃除と片付けをする前から、「早くケリをつけたり、結論を出そうと思わないこと、ゆっくりを楽しむこと」を今後の自分に言い聞かせるひとときがあった。