母が私のところに来ました!

これまで一人で頑張ってきましたが、この1か月余、食事を殆ど取らなくなりました。土日に行ったときにはせいぜい栄養のあるものをと母の好物の食べ物を揃えるのですが、最近はそれさえも受け付けず、ほんの少しの牛乳とヨーグルト、果物以外はほとんど何も口にしようとしません。

このまま今の生活を続けていくことは不安がいっぱい。もう限界に近い状態に私には思えました。

月曜日に母のところから帰って、翌日の昨晩、電話を入れると全く力のない声で会話をするのもやっとでしたので、今朝、どんなことをしてでも連れて来る気持ちで母のところに駆けつけ、説得をしました。いつもなら「絶対に行かない」というのですが、母も何かを悟ったのでしょうか、案外素直にうなずいてくれました。

今日は連れて来るつもりでしたので、ダメもとで姪に車で迎えに来てもらう手はずを整えていました。姪が着くと、母は自分から当面必要な身の回りのものを私に指示してまとめさせ、夕方母の家を後にしました。

そういえば父も、長年患っていて限界近くになったので、池袋の本宅(今の母の家は父の療養のために建てた家で、本宅は池袋にあって、そこには弟の家族が暮らしています)に帰りましたが、以後父は一度も三浦の家には帰ることができないまま亡くなりました。母にもそんな父のことが思い出されたのか、この1か月の間でかなりの覚悟を決めていたものと思われます。

ところで、こんなに早く母が来ることになるとは思っていなかったので、まだ母の部屋の準備ができてなくて、それにベッドやポータブルも入れなくてはならないし、ケアマネも今かかっている三浦からこちらに移さなくてはならないし、かかりつけ医もどこかにきめなくてはいけないし、果たしてどんなことになるのか。

私は覚悟を決めているつもりですが、これから先のことは見えないことが多くて少し不安です。
でも、そばに母がいてくれることで、違った意味の安心もうまれています。

 このまま落ちついてくれればいいのですが…「3日坊主」で三浦に帰ると言い出したらどうしましょう。