またまたブログとはすっかりご無沙汰になってしまいました。

 書く時間がなかったということもありますが、気持ちが落ち込んで書けなかったというほうが正解です。

 どうしてかというと、今取材中の藍工房のことで、いろいろと困ったことが起きて気持ちが憂鬱になってしまっていました。

 詳細はまだ書ける段階ではありませんが、人間の誠意とか信義について。

 私は人のことをそれほど悪く考えたことはありませんし、もし何かにぶつかった時には話せばわかると、これまでずっと信じてきました。

 でも、決してそうでもないのかなと思えることが今進行しています。

 と言って直接私にかかわることではありませんので、ここでは余計なことは書きませんが、製作中の映画にもかかわることなので、それで憂鬱なのです。

 でも人を信じて、問題が好転することを祈るのみ。

 映画の方はほぼ編集も終わり、明日は細かいテロップ入れなどの作業です。

 そして出演してくださった皆さんに見ていただいて不都合のあるところは編集直しをして最後の仕上げに入ります。

 それにしても今回の編集は大変でした。

 映画のときには編集マンがあらかたの編集をしてくれますので、私はつないだ映像を見て、いろいろと指示をするだけ。

 そして、再度構成の練り直しなどをしてナレーションを考えます。

 ただ今回は、2年にわたって撮った映像が100時間以上もあって、カット数にすると数千カット、そのすべてを観て、使える映像とそうでないものをより出します。

 編集マンはその作業に2か月以上もかかってそれをまとめて、事前に私て置いたシナリオに沿って映像をつないでいきます。

 そしてあらかたつなぎ終わったところで、関係者で観て、それからが私の仕事。

 「このカットを使ってほしい」とか、「ここはこうして」とか、この場面は後ろに持って行こうとか、全体の仕上がりを考えて、さらにつなぎなおしを行います。

 今回の作品は、精神障害のある人たちが主人公ですので、これまで以上に取材は難しく、当初考えていたほどの内容には迫りきれていませんが、それでも勇気をもって協力してくださった皆さんには感謝感激。

 画面には彼ら、彼女らのごく自然な素顔があふれています。

 それに今回は、メンバーの方の一人が創ってくれた詩を主題歌にすることにしました。

 作曲はいつも私とペアを組んでいる十河さん。
 歌ってくださったのは都甲さんという若い歌手。

 澄んだきれいな声が詩にぴったりと合わさって、作品を一段と良くしてくれるような気がしています。

 完成までにはまだ1か月以上かかりますが、皆さん期待していてください。

 ところで今週は2週間ぶりに母のところに行ってきました。

 先週は土日とも会議でいけませんでした。

 畑の野菜たちがどうなっているか心配でしたが、私が行かない間は母が収穫してくれていたので、お化けきゅうりなんかはありませんでしたが、雑草はわがもの顔にはびこっていて、それをとるのが大変でした。

 成長はみんな見事なもの。

 トーモロコシもカボチャもズッキーニーも、もちろんトマトやキュウリ、ナスなども、すくすく、たくましく育っていました。

 今日はたまたま弟も来てくれていたので、獲れた野菜を二人して分けて私は宅急便で送りました。

 明日にはつくと思いますので、近所におすそ分けしたり、編集で来ているスタッフに持って帰っていただこうと思っています。

 2週間ぶりの畑仕事で、このところの憂鬱な気分もいくらか和らいできたのが良かったです。

 さあ、明日からまた頑張りましょう。


 写真をつけます。