196.「来られる再臨主は国家時代ではありません」 | 御言 missing link

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 第一次世界大戦に関して、原理講論は、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア等のキリスト教国家を神側と説明し、キリスト教を迫害する回教国家であったトルコと、それを支持したドイツ、オーストリアをサタン側としています。サタン側のエバ国家をオーストリアと見ていますが、韓国にメシヤを誕生させるための環境を考えると、日本を当てはめた方がよいと考えられます。なぜなら歴史的に見れば日本はマリヤの位置であり、アダムを誕生させるために準備された国だと言えるからです。
 原理講論では、分立された上の二つの陣営がどうやって一つになるかという説明はなく、ただ第1次世界大戦は起こらざるをえなかったとしています。そのため、戦争という悲惨な内容から受ける神側・サタン側という表現は、最初から絶対的な区別があるかのような感じを受けますが、少なくとも大戦が勃発するまでの状況においては、上の神側・サタン側というのは、これまでも何度か述べてきたように相対的な関係を表すと見た方がよいでしょう。
 1914年に始まり1918年に終了した第一次世界大戦は、文先生を誕生させる蕩減条件となりました。この時に重要な立場に立っていたのがアメリカでした。アメリカは、イギリスから生まれた息子の位置に立ちます。そしてそれはエリサベツから生まれた洗礼ヨハネの使命を持つ国として位置づけられます。国際連盟を提唱した国でもあります。しかし、当時アメリカは、国連を提唱しましたが、その常任理事国には入りませんでした。
 文先生の御言によれば、この国連の位置が洗礼ヨハネを中心とする十二支派編成を世界的に蕩減復帰した立場になります。アメリカが国連の常任理事国に入らなかったということは、摂理的に見れば、洗礼ヨハネが十二支派編成の中心的な位置に立つことができなかったということです。ただし、1920年に朝鮮半島で誕生した文先生と国連がどう繋がるのかということに関しての御言的根拠を見出すことはできていません。
 国際連盟創設時に世界で初めて日本は人種差別撤廃を提唱したのですが、その意見は当時全く相手にされませんでした。そのような価値観の時代に、韓国に誕生された文先生は、ただ一人神の心情に通じ、公式路程を歩む立場に立たされていたのでした。
 2000年前にイエス様は、律法によって造られた国の中でただ一人愛なる神様を訴え、律法を廃する者として十字架にかけられました。 文先生もまたそれと同じような立場に立っておられました。 
 メシヤの公式路程は、神様が準備された天使長圏の基台の勝利圏と質によって左右されることになります。天使長家庭の基台の上にアダム家庭を復帰しなければならないからです。造られた天使長家庭が原理と公式路程を悟ることができなければ、メシヤは、その人たちにわかり易いように例えを用いて説明され、特殊な儀式や、戒律のような法によって集団を形成し、教育・指導しなければならなくなるのでした。このような立場に立たされたのが、イスラエル民族の前に現れた 2000 年前のイエス様であり、キリスト教の前に現れた文先生でした。そしてキリスト教失敗後の統一教会の中で歩まれた文先生の御姿でもありました。

「イエス様時代と、世界的舞台を訪ねてこられる今の再臨時代と、違うものは何かといえば、イエス様の時代は国家的基準なので、サタン圏内に入るのですが、サタンが迫害するのは、統一教会の子女たちが国家的基準にいるからなのです。先生が世界的基準だとしても、子女たちが国家的基準なので、国家的基準に位置している統一教会なので、先生が迫害されるのです。先生個人は、迫害される何の条件もないというのです。
 イエス時代に、イエス様が祝福をしてあげ一族が一つになったならば、イエス様は死なないのです。基盤がないので死んだのです。国家的基盤を取り戻さなければならないイエスは、地上で備えなければならない家庭基盤がなかったので、死んだというのです。エデンの園で家庭を失い、子女を失ってしまった基準を、国家的王圏を中心として取り戻し、ローマを征服しなければならなかったのです。ローマは問題にもなりません。それをなせなかったので、サタン圏内の国家的基準を乗り越えられなかったので、イエスが十字架で亡くなったのです。
 しかし、来られる再臨主は国家時代ではありません。世界的時代なのです。キリスト教は新婦文化圏を中心として、エバ国家、カイン・アベル国家を中心として、世界的基盤の上にいるのです。英・米・仏を中心として統一的基盤があるので、サタンが手をつけられないのです。
 先生には家庭がなかったとしても、サタンは侵害できないのです。殺すことはできないのです。なぜしょうか。世界的基盤だからです。原理結果主管圏を乗り越えたというのです。なぜそうなのかといえば、キリスト教文化圏を中心とした主人として来たので、そのような召命感をもっているときは、サタンは打つことができないのです。
 ですから、先生は世界全体を代表したこの八段階のすべてのものを再び復帰して、サタンを分別させるこのすべてのものを、40年間の分別式を経て、防御線をつくり越えてきたというのです。それをサタンは越えてくることができないのです。 それを知らなければなりません。
 個人から家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙がサタンを中心として、お父様に反対しました。サタンはもはや、お父様の立場を支配することはできません。反対にお父様は、最初打たれて復帰してきたのです。これが40年間の統一教会の歴史です。
 そうして、祝福家庭を率いて出るのです。堕落によって、偽りの父母の血統を通して受け継いだサタンの血統を断ち、真の父母の血統を中心として家庭を編成していくのです。それゆえ、3家庭から36家庭、120家庭、430家庭、777家庭、1800家庭、6000家庭、6500家庭、3万家庭、36万家庭、360万家庭まで、十二段階の峠を越えていくのです。今までの新・旧約の歴史は、カイン・アベルの復帰歴史です。長子権復帰をするための歴史だったのです。 長子権復帰基盤の上で、父母権が復帰されるのです。
 見れば先生を中心として共産主義を打倒し、民主世界の結束を中心として成約時代と真の父母を宣布していたのです。そして、成約時代と真の父母を中心として制圧できる環境をすべてつくっておいたのです。3万双、36万双、360万双は全部縦的なのです。蘇生・長成・完成です。
 考えてみてください。共産主義も崩壊し、民主主義も崩壊して、何が残ったのかといえば、真の父母と統一教会が残ったというのです。完全に失ってしまったのですが、残ったのは何かといえば、統一教会を中心として家庭が残り、息子・娘が残ったのです。それが父母権の始まりです。今、そうではないですか。
 全世界のどのような国であれ、家庭問題や青少年問題に手をつけることのできる主権も、国民もないのです。家庭問題と青少年問題です。まさにアダム家庭で失敗したそれと全く同じ内容が、今日の堕落世界なのです。私たちはそれを、逆に復帰していかなければなりません。アダム家庭の状況が、正確に復帰の路程で家庭崩壊と青少年問題の現象として現れています。
 個人も家庭も氏族も国家も世界も、すべて真の父母を中心とした原理につながれた祝福家庭だけが残るのです。それだけが残るのです。個人的なものが、世界的なレベルから下へ下へと逆に下降するのです。
 ですから昨年、世界平和家庭連合を創設したのは、世界的大転換期になるということなのです。それゆえ、最後の時代に、真の父母だけが家庭と青少年を収拾できるというのです。サタンが家庭も子女も父母も奪っていったので、反対に神と真の父母を中心として韓国に家庭を打ちたてたのです。すべての家庭の若者を、統一教会の祝福家庭につくり直しているのです。
 それゆえ、エジプトから(出る時に)イスラエル民族の人々は、自分の一族がどこにいるかを知れば、どのような困難があったとしても、それを伝えなければならなかったように、皆さんの一族にもそのようにしなければ共犯罪が成立するのです。
 それゆえ、皆さんはどのような困難があったとしても、自分の一族に対しては『祝福を受けなさい』と言わなければならないのです。行かなければ、どのような手段を講じてでも、引っ張っていかなければなりません。祝福を受ければ変わるのです。
 サタンは神様の家庭編成のために、来るその道をふさぐために、数千年間、雷を落としてきたのです。神様はそれに勝ってきたのです。皆さんは、目の前にある、これを現実的になすことのできる環境的与件の中で、自分の一族を従えることができなければ、その人は罰を受けなければなりません。」
(祝福家庭5号 P18~21 「ご聖誕日」敬礼式後の御言 1997年2月13日 ニューヨーカーホテル)

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