このまま目を閉じて、心臓が止まってくれたらどれだけ楽だろう。
諦めるのは早い。
まだ地獄ではない。
まだ生き残る価値のある世界だわ。
一姫強いな…
転落事故十四日目。
わずかに肉を食べたことでかえって食料への想いを強くした。
風見雄二。
弟の名前。
生きて帰ることが出来たら紹介する。
先生戻ってきた!
失敗したんだ。
何も収穫も得ず戻ってくるとかあるんかい。
何この役立たず…
その日の夕方、広岡さんが息を引き取った。
私たちは皆、おかしくなっていた。
誰かが言い出せば仕方がない、という空気がそこにはあった。
十五日目。
人は生きていれば必ず死ぬ。
それはこの世界の絶対的なルール。
桜井先輩と古森さんが死んだ。
桜井先輩は敗血症。
古森さんは自殺。
もう悲しいとか可哀想とかいう気持ちはない。
一人分の食い扶持が浮くだけだ。
金田先輩は傷口の蛆を食べていた。
恐怖や飢えから逃避するため、私たちは信じられないことを考えて始めた。
私の代わりに誰かが死ねば私たちは助かるかもしれない。
死んではダメよ!
先生が鹿を取らえた。
これを食べて元気を出しなさい。
ここにきて部長!
一姫は食べない。
天音は一姫を裏切るような真似をする気にはなれず、肉を断腸の思いで諦めた。
その日の夜。
部長と先生が行った。
チャンスは今。
ここを抜けだしましょう。
もう助けなんて来ない。
自力で脱出するのよ!
他のみんなは?
鬼は連れて行けない。
事故から2週間くらい経ってるのに発見されないとかおかしすぎw
いくらバスごと落ちたからって普通に帰り道のルート辿って事故現場発見したらすぐ見つかりそうなもんだけど。
捜索隊酷いな。
あまりに無能すぎだろw
まさか事故に気付いてなくて捜索されてないなんてことはあるまいし。
初めから3日目くらいで助け来なかったらもう無理と判断して自力で森を抜け出すとかした方が良かったのかね。
判断遅すぎた気が。
今全部見せてあげる。
決して大きな声を出してはダメ。
部長と先生やっぱり…
二人で森に入ってった時点でわかってたよ。
気持ち悪すぎ…
周りをもっとよく見て。
古森さんの死体…!
食べた後…?
鹿の肉だと思ってたものは人間の肉…
天音が音立てて気付かれた!
見られた!逃がしちゃダメ!殺して!
これでもうたがが外れた!
殺し合いが始まるわよ!
先生怖すぎ…!
裸で追いかけて来るとか…
もはや化け物と化してるし。
部長は意外と冷静に指示してたのに…
飼い主とモンスターかと。
一姫がバッグで殴ってどうにか撃退。
あの人たちはもう人間だと思わない方がいいわ。
どこへ行くんだい?
佐久間先輩…
この人はもうダメ!
見てしまったのか二人とも。
鬼は連れていけない。
もうこの人たちは人間の世界には戻れないのよ!
ここにいるのはもう人間じゃない、動物。
ライオンにシマウマが食べられるのは当たり前のこと。
そのことでシマウマは怒ったりしないし、泣く事もない。
弱い者がいてそれを強い者が食べる、それがルール。
弱肉強食ですね。
ダメだ…
ホラーすぎる…
一姫と天音だけは人肉食べなかったから平気だったのか。
人肉食べたらおかしくなるっていうやつね。
一姫は人肉だって気付いたから食べなかったんだよね?
天音が食べたらどうしてたんだ…
逃げる二人。
天音転んで立ち上がれない。
もういいよ。
一姫、一人で逃げて。
もう無理。
怖くて動けない…
捕まって殺されるくらいなら今ここで死ぬ。
その役目は私がやる、私が囮になる。
天音、よく聞いて。
バッグに隠しておいた食料と塩が入ってる。
それと生きて山を脱出するための方法をメモしておいたからしっかりと読んで諦めずに進みなさい。
やだ嘘でしょ…
私を見捨てるの?
大丈夫よ、私は死なないわ。
いつか必ずまた会えるから。
一姫が一人で逃げてよ!
私はもう疲れちゃったよ…
もう無理だよ!
私に従っていれば何も心配はないわ。
いいから行きなさい。
走りなさい!
逃げる天音。
一姫捕まった…
自分が助かりたい一心で一姫を見捨てた。
一姫は殺される。
きっと生きたまま。
一番苦しい死に方をする。
私みたいな臆病な女を助けるために犠牲になるのだ。
私が最後に目にした一姫は泣き叫ぶでもなく恨みがましく睨め付けるでもなくただ微笑んでいた。
これが運命だとこれがルールだと、だから気にすることはないと言う様に微笑んでいた。
許して一姫…
二人で戦えば良かったのに。
まあ2対5だか6は厳しいか。
いくら包丁持ってても。
相手はもう人間じゃないし。
××日。
ついには脱毛…
一姫に救われた命を無駄にするわけにはいかない、という思いだけで森の中をさまよっていた。
道路!
キャベツ畑!
キャベツ貪り食べる天音。
たくさんのものを犠牲にして、たった一人惨めに生き残ってしまった。
なんだこれ!
アメリカのB級映画か!
よくあるぞこういうの!
男女数人が閉じこめられて1人の男と女が他の人を殺して食べてセックスし始めて主人公だけは人肉食べないで抵抗して最終的に殺し合うみたいな映画とか。
若者数人がどっか遊びに行く途中にトラップ仕掛けられた道で引っかかって車動かなくなって森さ迷って奇形児モンスターに狩られるみたいな映画とか。
よく見ますわw
事故から生還した私をマスコミは奇跡の生還と取り上げ出すが、すぐにその理由を邪推し始めた。
なんであんただけ生きて帰って来れたの?
よく普通に暮らしてられるよね。
私なら絶対にしないね。
そんなことしてまで生きたいと思わないもん。
ああ、天音がみんなを食べて生き残ったと思ってるんだ。
酷いな。
違うんだから言い返せばいいのに。
あの過酷な日々の想像もつかないくせに天音を責めるなよ。
自分はしないって言ってもそんなこと本当にその状況にならないとわからないことなのに。
グリザイアのモブは酷いいじめっ子ばっかだな。
これは生き残った罰。
他人を犠牲にして生き残った私にはきっと何かの罰が必要なのだ。
死んだ人間以上に苦しんでいなければ誰も私を認めてはくれない。
私に必要なのは生き残った罰を与えてくれる存在。
生きている言い訳をさせてくれる存在。
そんな時、私に罰を与えるのに相応しい男が現れた。
それが雄二だったんだよ。
私はね、あんたのお姉ちゃんを犠牲にして残った惨めな卑怯者なんだよ。
だから初めて会った時思ったの。
私が雄二から一姫を奪ってしまったのならせめてその代わりになろうって。
雄二が望むならなんでもしてあげようって思った。
つまりお前が俺に近寄ってきた動機は俺に対する負い目で恋愛感情ではなかったということか。
正直に言うとね。
雄二と一緒にいると雄二に尽くしていると自分の中の罪が軽くなっていくような気がした。
雄二のこと本当に好きになっちゃったんだよ。
でもこれじゃダメなんだよ。
雄二のこと好きになっちゃったら抱かれても罰にならない。
幸福に感じちゃう。
だからもうこれで最後にしよう、本当のことを打ち明けて別れようって。
どんなにどんなに謝っても一姫は戻ってこない。
私を殺してくれない?
こんなことでしか罰を受けられない。
こんなことでしか許しを得られない。
だったらもう雄二に殺してもらうしかないの。
わかった。
またしても雄二チョップ!
この程度で痛がってるような女が殺してくれだと?お笑いだ。
ごめんね。
それにそれ!
そのごめんねもやめてくれ。
その言葉大っ嫌いなんだ。
大体俺の姉は一人しかいなかった。
一姫の真似なんてしないでくれ。
雄二くん正論w
少し考えさせろ。
結局お前俺のこと好きなんだな?
俺はお前の過去に同情するつもりはない。
誰だって生きてれば後悔の一つや二つある。
だがお前の過去は後悔なんて生易しいものではないのも理解している。
そんな一生苦しむ深い後悔に忘れちまえとか気にするなとかいう気休めは糞の役にもたたないだろう。
さっき俺に殺してくれと言ったな?
ならもらおう!
お前は今後一生、俺のために生きる。
それがお前の罰だ。
俺に尽くせ。
俺が王様であり、俺が飼い主だ。
ずっと俺と一緒にいろ。
雄二のそばにいていいの?
むしろ勝手にいなくなったらぶっとばすからな。
天音を救う方法はただ一つ、受け入れること。
過去を知りつつ、すべてを受け入れればいつか気付くはずだ。
自分に許しを与えるのは自分だけだと。
それまでは俺自身が罰となりこいつのそばにいてやろう。
世界中が天音を許さなくとも俺だけは許してやろう。
そうすればいつか必ず天音自身が自分を許せる日がやってくる。
天姉めんどくせー
でもそのめんどくささをすべて受け入れる雄二くんの器のでかさ。
そばにいてあげる優しさ。
相変わらずかっこいい。
なんだこの救世主様は。
どんな理由であろうと雄二くんの隣にいれる権利がもらえるなんて羨ましいな。
本当に一姫が死んだと思っているのか?
一姫の遺体はバラバラに切断されていた。
だが頭部だけは発見されていない。
あの人参伏線だったのか!
地味にすげえ。
あの一姫が安易に死を選択したとは思えない。
密林脱出メモ。
一姫が生きているとしたらヒントはここにあると思う。
行ってみない?
いつかは克服しないといけないし、雄二が一緒なら大丈夫。
天姉がお供え用のお花とお線香買い行って待ってる間に変なおっさんが雄二くんに話しかけてくる。
天音さんの大ファン。
ファンって何よ。
天姉アイドルか何かか。
有名って…
最近彼氏が出来たと小耳に挟んだって…
なぜ知ってるんだ…
ストーカー?
やり残したことがまだあったって気が付いた…?
え…何?怖い。
雄二くん何かされる…?
諦めるのは早い。
まだ地獄ではない。
まだ生き残る価値のある世界だわ。
一姫強いな…
転落事故十四日目。
わずかに肉を食べたことでかえって食料への想いを強くした。
風見雄二。
弟の名前。
生きて帰ることが出来たら紹介する。
先生戻ってきた!
失敗したんだ。
何も収穫も得ず戻ってくるとかあるんかい。
何この役立たず…
その日の夕方、広岡さんが息を引き取った。
私たちは皆、おかしくなっていた。
誰かが言い出せば仕方がない、という空気がそこにはあった。
十五日目。
人は生きていれば必ず死ぬ。
それはこの世界の絶対的なルール。
桜井先輩と古森さんが死んだ。
桜井先輩は敗血症。
古森さんは自殺。
もう悲しいとか可哀想とかいう気持ちはない。
一人分の食い扶持が浮くだけだ。
金田先輩は傷口の蛆を食べていた。
恐怖や飢えから逃避するため、私たちは信じられないことを考えて始めた。
私の代わりに誰かが死ねば私たちは助かるかもしれない。
死んではダメよ!
先生が鹿を取らえた。
これを食べて元気を出しなさい。
ここにきて部長!
一姫は食べない。
天音は一姫を裏切るような真似をする気にはなれず、肉を断腸の思いで諦めた。
その日の夜。
部長と先生が行った。
チャンスは今。
ここを抜けだしましょう。
もう助けなんて来ない。
自力で脱出するのよ!
他のみんなは?
鬼は連れて行けない。
事故から2週間くらい経ってるのに発見されないとかおかしすぎw
いくらバスごと落ちたからって普通に帰り道のルート辿って事故現場発見したらすぐ見つかりそうなもんだけど。
捜索隊酷いな。
あまりに無能すぎだろw
まさか事故に気付いてなくて捜索されてないなんてことはあるまいし。
初めから3日目くらいで助け来なかったらもう無理と判断して自力で森を抜け出すとかした方が良かったのかね。
判断遅すぎた気が。
今全部見せてあげる。
決して大きな声を出してはダメ。
部長と先生やっぱり…
二人で森に入ってった時点でわかってたよ。
気持ち悪すぎ…
周りをもっとよく見て。
古森さんの死体…!
食べた後…?
鹿の肉だと思ってたものは人間の肉…
天音が音立てて気付かれた!
見られた!逃がしちゃダメ!殺して!
これでもうたがが外れた!
殺し合いが始まるわよ!
先生怖すぎ…!
裸で追いかけて来るとか…
もはや化け物と化してるし。
部長は意外と冷静に指示してたのに…
飼い主とモンスターかと。
一姫がバッグで殴ってどうにか撃退。
あの人たちはもう人間だと思わない方がいいわ。
どこへ行くんだい?
佐久間先輩…
この人はもうダメ!
見てしまったのか二人とも。
鬼は連れていけない。
もうこの人たちは人間の世界には戻れないのよ!
ここにいるのはもう人間じゃない、動物。
ライオンにシマウマが食べられるのは当たり前のこと。
そのことでシマウマは怒ったりしないし、泣く事もない。
弱い者がいてそれを強い者が食べる、それがルール。
弱肉強食ですね。
ダメだ…
ホラーすぎる…
一姫と天音だけは人肉食べなかったから平気だったのか。
人肉食べたらおかしくなるっていうやつね。
一姫は人肉だって気付いたから食べなかったんだよね?
天音が食べたらどうしてたんだ…
逃げる二人。
天音転んで立ち上がれない。
もういいよ。
一姫、一人で逃げて。
もう無理。
怖くて動けない…
捕まって殺されるくらいなら今ここで死ぬ。
その役目は私がやる、私が囮になる。
天音、よく聞いて。
バッグに隠しておいた食料と塩が入ってる。
それと生きて山を脱出するための方法をメモしておいたからしっかりと読んで諦めずに進みなさい。
やだ嘘でしょ…
私を見捨てるの?
大丈夫よ、私は死なないわ。
いつか必ずまた会えるから。
一姫が一人で逃げてよ!
私はもう疲れちゃったよ…
もう無理だよ!
私に従っていれば何も心配はないわ。
いいから行きなさい。
走りなさい!
逃げる天音。
一姫捕まった…
自分が助かりたい一心で一姫を見捨てた。
一姫は殺される。
きっと生きたまま。
一番苦しい死に方をする。
私みたいな臆病な女を助けるために犠牲になるのだ。
私が最後に目にした一姫は泣き叫ぶでもなく恨みがましく睨め付けるでもなくただ微笑んでいた。
これが運命だとこれがルールだと、だから気にすることはないと言う様に微笑んでいた。
許して一姫…
二人で戦えば良かったのに。
まあ2対5だか6は厳しいか。
いくら包丁持ってても。
相手はもう人間じゃないし。
××日。
ついには脱毛…
一姫に救われた命を無駄にするわけにはいかない、という思いだけで森の中をさまよっていた。
道路!
キャベツ畑!
キャベツ貪り食べる天音。
たくさんのものを犠牲にして、たった一人惨めに生き残ってしまった。
なんだこれ!
アメリカのB級映画か!
よくあるぞこういうの!
男女数人が閉じこめられて1人の男と女が他の人を殺して食べてセックスし始めて主人公だけは人肉食べないで抵抗して最終的に殺し合うみたいな映画とか。
若者数人がどっか遊びに行く途中にトラップ仕掛けられた道で引っかかって車動かなくなって森さ迷って奇形児モンスターに狩られるみたいな映画とか。
よく見ますわw
事故から生還した私をマスコミは奇跡の生還と取り上げ出すが、すぐにその理由を邪推し始めた。
なんであんただけ生きて帰って来れたの?
よく普通に暮らしてられるよね。
私なら絶対にしないね。
そんなことしてまで生きたいと思わないもん。
ああ、天音がみんなを食べて生き残ったと思ってるんだ。
酷いな。
違うんだから言い返せばいいのに。
あの過酷な日々の想像もつかないくせに天音を責めるなよ。
自分はしないって言ってもそんなこと本当にその状況にならないとわからないことなのに。
グリザイアのモブは酷いいじめっ子ばっかだな。
これは生き残った罰。
他人を犠牲にして生き残った私にはきっと何かの罰が必要なのだ。
死んだ人間以上に苦しんでいなければ誰も私を認めてはくれない。
私に必要なのは生き残った罰を与えてくれる存在。
生きている言い訳をさせてくれる存在。
そんな時、私に罰を与えるのに相応しい男が現れた。
それが雄二だったんだよ。
私はね、あんたのお姉ちゃんを犠牲にして残った惨めな卑怯者なんだよ。
だから初めて会った時思ったの。
私が雄二から一姫を奪ってしまったのならせめてその代わりになろうって。
雄二が望むならなんでもしてあげようって思った。
つまりお前が俺に近寄ってきた動機は俺に対する負い目で恋愛感情ではなかったということか。
正直に言うとね。
雄二と一緒にいると雄二に尽くしていると自分の中の罪が軽くなっていくような気がした。
雄二のこと本当に好きになっちゃったんだよ。
でもこれじゃダメなんだよ。
雄二のこと好きになっちゃったら抱かれても罰にならない。
幸福に感じちゃう。
だからもうこれで最後にしよう、本当のことを打ち明けて別れようって。
どんなにどんなに謝っても一姫は戻ってこない。
私を殺してくれない?
こんなことでしか罰を受けられない。
こんなことでしか許しを得られない。
だったらもう雄二に殺してもらうしかないの。
わかった。
またしても雄二チョップ!
この程度で痛がってるような女が殺してくれだと?お笑いだ。
ごめんね。
それにそれ!
そのごめんねもやめてくれ。
その言葉大っ嫌いなんだ。
大体俺の姉は一人しかいなかった。
一姫の真似なんてしないでくれ。
雄二くん正論w
少し考えさせろ。
結局お前俺のこと好きなんだな?
俺はお前の過去に同情するつもりはない。
誰だって生きてれば後悔の一つや二つある。
だがお前の過去は後悔なんて生易しいものではないのも理解している。
そんな一生苦しむ深い後悔に忘れちまえとか気にするなとかいう気休めは糞の役にもたたないだろう。
さっき俺に殺してくれと言ったな?
ならもらおう!
お前は今後一生、俺のために生きる。
それがお前の罰だ。
俺に尽くせ。
俺が王様であり、俺が飼い主だ。
ずっと俺と一緒にいろ。
雄二のそばにいていいの?
むしろ勝手にいなくなったらぶっとばすからな。
天音を救う方法はただ一つ、受け入れること。
過去を知りつつ、すべてを受け入れればいつか気付くはずだ。
自分に許しを与えるのは自分だけだと。
それまでは俺自身が罰となりこいつのそばにいてやろう。
世界中が天音を許さなくとも俺だけは許してやろう。
そうすればいつか必ず天音自身が自分を許せる日がやってくる。
天姉めんどくせー
でもそのめんどくささをすべて受け入れる雄二くんの器のでかさ。
そばにいてあげる優しさ。
相変わらずかっこいい。
なんだこの救世主様は。
どんな理由であろうと雄二くんの隣にいれる権利がもらえるなんて羨ましいな。
本当に一姫が死んだと思っているのか?
一姫の遺体はバラバラに切断されていた。
だが頭部だけは発見されていない。
あの人参伏線だったのか!
地味にすげえ。
あの一姫が安易に死を選択したとは思えない。
密林脱出メモ。
一姫が生きているとしたらヒントはここにあると思う。
行ってみない?
いつかは克服しないといけないし、雄二が一緒なら大丈夫。
天姉がお供え用のお花とお線香買い行って待ってる間に変なおっさんが雄二くんに話しかけてくる。
天音さんの大ファン。
ファンって何よ。
天姉アイドルか何かか。
有名って…
最近彼氏が出来たと小耳に挟んだって…
なぜ知ってるんだ…
ストーカー?
やり残したことがまだあったって気が付いた…?
え…何?怖い。
雄二くん何かされる…?