ブログネタ:一番好きな最終回は? 参加中金田真兄の戦記ファンタジー『ネーテバー戦記』の最終回が良かったね。
長きに渡る戦争に勝利したアリアシナ王国の若き王ディータ・ラメーダ。
その喜びに浸る間もなく突き付けられる荒廃した国土と疲弊した国民たちという事実を前に言葉を失うディータに老参謀の一人ウッソ・D・Sが掛ける言葉が……
「よく御覧なさい。これが我々が命をかけて手に入れた物です。
戦争が終わったからと言って世界が光に包まれる訳ではない。
明けない夜、太陽の昇らぬ朝もあるのです」
戦争がただ失うだけで何も得られない事を語るこの場面では、重く暗い気持ちにさせられたが、それに応えるディータの言葉が良い。
「太陽が昇らぬのならば、私が太陽となろう。
民を導く光となろう」
連載開始時はまともに剣を振る事すらできなかったディータの力強い言葉に大きな成長を見たよ。
殆んど、子供の成長を喜ぶ親のような気持ち。
その後のアリアシナ王国がどうなったかは描かれていないものの、きちんと復興して恒久の平和を築いたのだろうと思わせる爽やかな読後感があったね。
また読みたいんだけど、この本もう手に入んないんだよねー。
残念……。