今度の都知事選の公約に外環道建設見直しを掲げている候補がいる。

 

もっとも、大深度地下で進んでいる工事をどう止めるんだって感じもするので非現実的だが、今とんでもなくお金のかかる大深度地下で工事しているのも半世紀前に都知事だった人が事業凍結をしてしまったから。当時の石原都知事が復活させる際に住宅密集地帯ということを考慮して大深度地下にした。

 

工事を凍結した結果は…悲惨だったね。

環八や環七の大渋滞、都心に用のない車が6割以上を占める都心環状線…

 

間違いなく損失のほうが大きかっただろう。

 

今回の話はそれに関連してまだ事業化されていない区間の話。

 

東名から南東に第三京浜、湾岸線と延びる予定になっているが、具体的なルートすら決まっていない。

 

東名と第三京浜は僅かな距離で、この間の環八には瀬田交差点という渋滞スポットがあるので東名までの事業化の際になぜ第三京浜までやらなかったの…感は強い。

まあ、ルートが決まっていなかったんだから無理な話だよね。

個人的に第三京浜とは川崎市側で接続するのがベターかなと。玉川料金所付近。アマゾンの拠点が隣接してて確実に立ち退いてくれないと駄目だけど…w

東京側には二子玉川だったり等々力渓谷だったりあってちょっと造れなそう。

地下構造で川沿いにJCT造るのは難しいから、多摩川の手前で地上に出てそこからは堤防に沿って高架構造で。

砧浄水場付近で地上に出れるかな…急勾配になりそうだけど。

 

続いて、第三京浜から湾岸線まで。

検討されているのは川崎縦貫道路計画を流用して大師までつなぐ案と大田区内をぶち抜いて昭和島JCTにつなぐ案。

 

昭和島JCT案は元々のもので、構想段階の第二湾岸道路にも繋げられるので高谷JCTまで料金所を挟むだろうけど湾岸線本線を通らずとも1周出来るようになる。

 

川崎縦貫道路計画流用案は最終的にアクアラインに直結する。アクアラインは広義の圏央道で、環状道路としては外環道より外側の道路。

C3の環状道路としては歪になってしまうし第二湾岸を考えると羽田空港前後の湾岸線に負担を強いる。

 

ただ、川崎市内の交通状況を考えると川崎縦貫道路は必要だと思う。

 

それで考えた個人的な案はこう↓

幸区までは川崎縦貫道路と一体で建設する。引き続き多摩川沿いに。

第二京浜と交差する辺りで分岐させて、外環道は昭和島へ、川崎縦貫道路は首都高速神奈川6号川崎線として川崎浮島JCTへ。

 

大田区内は関越~東名と同じように大深度地下で、K6の区間は既存の地下区間と同じ規格構造でいいと思う。

 

車線なんだけど、地図にある川崎幸JCTまでは片側3車線、そこからは片側2車線ずつとしたい。

第二湾岸が具体化した際に片側3車線なら外環道も引き続き片側3車線でするべきだが…

ちなみに川崎幸JCTは大師⇔昭和島のランプを造らないハーフJCT。V字に通る車はあまりいないと考えて。羽田線&横羽線もあるし。

 

関越~東名もあと何年かかるのかわからないからこっちなんて2050年に出来てれば万々歳だろうね…

 

その頃の首都圏はどうなってるのだろう。