今週は、日本人教師の帰国ラッシュで、わたしもほかの先生たちも、バタバタとシフトや担当レベルがかわりました。
次の日の日曜は休み、という土曜日に、次の週はじめの月曜日に初級の上のレベルで使役を教えることがわかりました。実質当日しか準備する時間なし。
きわになって変わったり新しく増えたりはよくあります。だから慌てない。教えたことはあるし中級で整理したこともあるから、一から教案を練らなくてもいいし。
ちなみに使役とは、年や社会的地位などが上の人が、下の人に何かをするように言って、下の人がする、っていうので、つまり、お母さんが子供にお使いさせるとか、人参食べさせるとか、歯を磨かせるとか、休ませるとか、部長が部下に車を運転させるとか、そんなのです。視点(主語になるもの)は、上の人。ムズカシイ日本語文法の世界では上位者。
ちなみに、お母さんに勉強させられた、というのは、使役(~させる)+受身(られる)になります。これは視点が下の人(下位者)に移って、もうちょっとややこしくなるため、中級で勉強します。
視点、すなわち、言う人は誰でやる人は誰か。ふたりの関係は?が、キーだと思います。
たとえば、友達同士で、ごめんちょっとそのカバンとって。これ?はい。さんきゅー。みたいなのは、使役にはなりません。対等の関係、親しみを感じる関係なら、カバンを取らせるのではなくて取ってもらう、『てもらう』を使うから。
さらに使役は、軽い命令の意味と、やってもいいよ、許可、の使い方がありますが、許可はおいといて、命令。
命令…ふと思いついたのは、ヤッターマンの、ドロンジョ様。
ドロンジョ様は、女王様だから、常に他の人の上で、常に命令で、自分が何かやることはほとんどなくて、なぜなら女王様だから、下の人は聞かなきゃいけないので、状況としては分かりやすいし納得しやすいと思うんだけど、ベトナムの学生はヤッターマンなんかさすがに知らないかなぁ。
次に考えついたのは、こちらでも人気のドラえもんの、のび太とのび太のママ。のび太とジャイアンは、確かにいつもジャイアンが命令してますが、二人は一応友達だし、使役が成り立つ関係性が曖昧だから、しょっぱなの導入にはちょっと不向きかな。それでベトナム人学生が、友達にお金を払わせたとかになったら、ちょっとまずいですからね。
が、クラスの中には、時々アニメに別に興味がない人も、当然ながらオトナな社会人もいて、大学生のキャッキャした感じじゃないクラスもあるから、人気があるからっていつでも漫画ネタを持ってくると、シラケる人を出してしまうから、よくないと思います。導入は全員を引き込まなければいけない。
月曜日の使役は、ほかのネタで、身近なとこでやりました。女王様はちょっとおもしろいな。まぁそういうことですね。練習で使っても面白そうかな。ふふふ。