・目的
 130年経過した古民家再生し、電力、水、燃料を購入せず装置開発や環境整備を行い文化的な生活が営める環境を構築中です。
・自分
 定年。知識と技術はこれまでの経験でつめ込み SDGs を超越する省エネルギー技術の情報を完全無償公開しました。
 近隣の子供たちに、装置やプログラムを学べる場(寺子屋)を提供します。
 名称を MNeL (南長野電子研究室) としました。今後ともよろしくお願いいたします。

 古民家再生 (​https://plaza.rakuten.co.jp/thm/255724/​)
 変圧器技術 (​https://plaza.rakuten.co.jp/powercycle/diary/202409060000/​)
 Power MOS FET (​https://plaza.rakuten.co.jp/powercycle/diary/202503150000/​)
 コンバータ開発 (​https://plaza.rakuten.co.jp/powercycle/diary/202406210000/​)
 農地開発と技術まとめ (​https://plaza.rakuten.co.jp/powercycle/diary/202503090000/​)
 変圧器アプリダウンロード

 

 


 下記に、制作したリチウムイオンバッテリ充電コンバータのブロック図を示します。

 



 1. 太陽光パネルから入力される電力は、インバータで交流に変換します。
 電圧はコンバータと同じ 24V の出力とします。よって変圧器の巻線比率は 1:1 となります。

 2. 変圧器は、高周波トランス
 変圧器は通常使用されるスイッチング電源なのので、鉄芯はフェライトとしました。
ここでは所持していた電線は、適当なスイッチング電源のトランスをバラして巻き直したものです。

 3. 整流器は適当なシリコンブリッジダイオード
 周波数が高いのでシリコンブリッジダイオードの損失が心配でしたが、ダイオードの応答速度は速く15kHz程度では問題なく使えました。

 4. DC/DCコンバータは、サンケンの電源 IC SI8050S
 コンバータはスイッチング制御なので効率は良いはず。サンケンには様々な IC があり、使用した SI8050S の電流制限は 3A です。更に大きな電流が流せる物もありますが、発熱が多くなるので放熱器が足りないかもしれません。出力電流は負荷に接続されたバッテリの電圧で変化しますが、電流が大きい場合は自動的に 3A に制限されます。

 5. バッテリは、18650バッテリを12本パラ接続
 項4.の出力電流にも寄りますが、18650バッテリが充電時に吸い込む電流値は1本あたり0.3A程度です。この場合12本で3Aとなり、1本あたり約0.3A程度なので安全圏となります。

 6. BMSに充電は任せる
 BMSでの充電は IC の特性に依るので、各自が購入する BMS の値を参照してください。各自購入した基板や IC で多少特性が異なります。簡単には、BMS 管理によりある範囲を超えるとバッテリシステム全体が使えない状態になる可能性があります。

・結果
 今回シリーズ型の充電コンバータ基板を作りましたが、結果、うまく動作しませんでした。

つきまして、この内容は、各自吟味したうえで導入してください。理論的には使えそうな気もしますが、所持している部材の整合がとれていないことが原因だと思います。
 コンバータの効率が悪すぎるのと、発熱に対し放熱板が不足し完全失敗で終わりました。