Vol.522 大植英次/大阪フィルの『英雄の生涯』を聴いた | ちょい悪爺LEONのブログ

ちょい悪爺LEONのブログ

大阪フィルハーモニー交響楽団のファンで、その演奏会を中心に投稿します。写真撮影は公共交通機関を利用して行ける所を中心に復活しましたが、写真はインスタにpostしています。
同時に当ブログにリンクを貼っていますので、そちらも見ていただければ嬉しいです。

2020/01/26(日)

LEONです。

 

昨日は大植英次指揮大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏会を聴いてきました。

@ザ・シンフォニーホール 15:00開演

          

 

ザ・シンフォニーホール大阪フィルハーモニー協会共催今回が3回目となり、大植英次X〇〇シリーズという企画が定着しそうな予感がします。

2018年は『英雄』と『アルプス交響曲

2019年は『シェエラザード』と『春の祭典

今回は『交響曲第7番』と『英雄の生涯

生誕250年のベートーヴェンと昨年170年のR.シュトラウスが戻ってきました。

こういう大曲を組み合わせたプログラムが人気となっていて、今回もホールは熱狂の坩堝となりました。

めちゃくちゃ楽しい演奏会でした。

人気という意味では大植さんは凄いです。

2代目音楽監督時代には批判も多かったようですが、クラシックの裾野を広げる活動は多くのファンを生み出し、根強い人気を誇ります。

と言っても、昨日の客席は空席が目立ち、周辺の口の悪い客からは『大植さんの集客力も落ちたなあ』という声も・・・。

 

ちなみにリハ初日が終わった時にソロ・コンサートマスター崔文洙さんがこのように下矢印気合の入りようを呟いていました

     

     

 

ベートーヴェンの交響曲第7番尾高忠明音楽監督が2018年のチクルスを通じて尾高/大フィルのベートーヴェンを確立してきた格調高いものとは少し異なりますが、聴衆受けする楽しい演奏を聴かせてくれました。

リズムの変化が楽しくノリがいいこの7番だから大植さんには合っているのかもしれません。

 

後半の『英雄の生涯』は副題が “Tondichting für großes Orchester” (大管弦楽のための交響詩)とあるように、演奏するには105名から成る4管編成のオーケストラが必要となりますが、弦五部14型(14+12+10+8+6=50)で別表の基本編成(16+16+12+12+8=64)より控えめな編成でした。

それでもザ・シンフォニーホールに乗ると壮観でした。あと14名乗らんこともないけど、まあ聴いた感じでは弦の音量が不足ってことはありませんでした。

     

     

     

     

 

前首席指揮者の井上道義さんはバレエの心得があり時折踊るように流麗に振りますが、大植さんは日本の激しい系盆踊りのように全身を使う大きい身振りで振ります。まったくお祭り男そのもので、聴覚だけじゃなく視覚的にも楽しませてくれます

この響きの良いホールで金管楽器の人たちは鳴らし放題のド迫力で、まるで管弦楽団と吹奏楽団の合同演奏のよう。

でも、この難曲(各楽器のオーディションによく使われるらしい)を楽~に演奏するのが、今の大フィルの魅力

 

超美爆音の音圧(ほんとに体で感じます)とゾクゾクする超美弱音が、滑りの良い抽斗(ひきだし)のように出入りする、しかもわざとらしくない出し入れは尾高イズムが着々と浸透してると見ていますが、いかがなもんでしょう?

 

さて次は30日の日本センチュリー定期演奏会です。

久々に小泉和弘さんを聴ける、サン・サーンス『交響曲第3番』でパイプオルガンを聴ける、これは楽しみです。