2020/01/18(土)
LEONです。
昨日(1/17)、尾高忠明指揮の大阪フィルハーモニー交響楽団第534回定期演奏会を聴いた。
@フェスティバルホール。19:00開演。
一昨年の11月に発表された2019/4-2020/3のプログラムのなかで一番期待していた演奏会です。
前プロも尾高さんが得意のエルガーだし、そのチェリストが英国人のイッサーリスだし、なんといってもメイン曲は大フィルが得意とするブルックナーだから期待が膨らむのは当然です。それに交響曲第3番は演奏されることも少ないので・・・。
ところがなんとこの日(1/17)、本名徹次/大阪交響楽団もブル3を定期演奏会に取り上げていたのです。
大阪で4団体しかないにも関わらず、2つのオケが同じ日・同じ時間にブル3をそれぞれの定期演奏会で演奏するというのは、吃驚なできごとです。
これについて、尾高、本名両マエストロにインタビューした記事がスパイスに載っています。
SPICE 大阪交響楽団と大阪フィルのブルックナー交響曲第3番の競演
さて、エルガーのチェロ協奏曲ですが、大変聴きごたえのある演奏でした。
スティーヴン・イッサーリスは情感豊かに歌うように演奏し冒頭からぐいぐい引き込まれていきました。
しかし今回驚いたのはオケの音が凄く美しく、その印象のほうが強く余韻として残りました。
特に弦五部は独奏と絶妙に絡み合い、とてもクオリティーが高い協奏曲に仕上がっていたと思います。
尾高マエストロとイッサーリスは20年振りの共演のようですが、信頼感が強く、息の合った演奏ができたんでしょう。
エクセレント![]()
メインのブル3は期待通りの演奏を聴かせてくれました。
あっという間の60分でした。
ブルックナーは大フィルの得意レパートリーといえども、メンバーの入れ替わりもあり3番は初めてという団員もいたようですが、尾高マエストロの薫陶があり、コンマス崔文洙の活躍もめざましい。
安定した16型の弦五部だけでなくトランペットの美しい響きや、最近ほとんどミスがなく柔らかい音も聴かせてくれるホルンもいい。
尾高さんもお気に入りの大爆音も、ひと昔前の『騒々しいだけ』と酷評された粗さはなく、強烈な音圧ながら美爆音となっていて、ファンとしては嬉しい限りです。
フェスティバルホールはさながらブルックナーが眠る伝説の聖フローリアンと化した。
朝比奈/大フィルが築いたブルックナーの世界が評価されるのは当然ですが尾高/大フィルのブルックナーも確立間近と感じました。
2018年はベートーヴェン・チクルス
2019年はブラームス・チクルス
2020年はチャイコフスキー・チクルス
2021年は ?
2024年のブルックナー生誕200年に向けて2022年はブル1~3番、2023年は4~6番、2024年は7~9番という壮大なチクルスを敢行してほしい。
尾高音楽監督、福山演奏事業部長、よろしくお願いします。
さてこのあとは
1/25 大植英次/大阪フィル R.シュトラウス/英雄の生涯
1/30 小泉和祐/日本センチュリー フランク/交響曲ニ短調
2/4 山田和樹/読売日本響 マーラー/交響曲第1番
と続きます。

