2011/04/06(水)
LEONです。
『蒼穹の昴』で結構重要なのは、当然ですが『蒼穹』です。
第4巻 第7章 福音のなかに ジュゼッペ・カスティリョーネがジョヴァンニ・バティスタ・
ティエポロに送ったとされる手紙が出てきます。
カスティリョーネはイエズス会士として清国に派遣されたヴェネチアの芸術家である。
中国名 郎世寧(Láng Shìníng)
代表作 乾隆帝

ティエポロは18世紀のイタリアを代表する偉大な画家であり、ルネサンス期の美術絵画の伝統を
締めくくる最後の巨匠であります。
さてこの手紙の一部を引用します。
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手紙を携えてきてくれたラザリスト会士は、あなたの消息について訊ねる私に向かって、こう言い
ました。そう、まるで夢見るような感動をこめて。
『ヴェルツブルグの宮殿のドームには、シャンデリアがないのですよ。ティエポロの描いたフレスコ
の青空は、本物の空と同じくらい明るいのです』
ヴェロネーゼが、ティツィアーノが、ティントレットが追い求めた永遠の蒼穹(あおぞら)を、あなた
はとうとう、あなたの絵筆で描き出したのですね。
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われらヴェネツィアンが追い求めた蒼穹を、いつか描こう。乾いた大地の上に四億の貧しい人々
の生きるというチナのどこかに、ヴェロネーゼが、ティツィアーノがティントレットが憧れ続けた蒼穹を
私は描こう。あらゆる苦痛から解き放たれ、神を知らぬ人々が神の福音と同じだけの希望にうち
慄える蒼穹を、この手で描いてみよう、と。
これはおそらく浅田さんの創作なんでしょうが・・・。