2009/08/19(水)
LEONです。
LEONです。
花村萬月 の 二進法の犬を読んでいます。
1000頁に及ぶ長編です。

1000頁に及ぶ長編です。

倫子は乾組組長の娘という避けがたい血を持つ女子高生。
組長の娘といえばのりピーを連想してしまうのはLEONだけでしょうか?
それはともかく・・・
乾は・・・『黒か白か・長か半か』というまるでコンピューターの『0か1か』
のような、ヤクザのなかのヤクザ。『二進法』の人なんです。
ここに倫子の家庭教師を引き受けた鷲津が絡み、乾の犬のように
忠実な組員が絡みます。あろうことか乾のパソコンの家庭教師まで
引き受けるハメになった鷲津は、いつしか乾の犬『二進法の犬』に
なっていきます。
乾は・・・『黒か白か・長か半か』というまるでコンピューターの『0か1か』
のような、ヤクザのなかのヤクザ。『二進法』の人なんです。
ここに倫子の家庭教師を引き受けた鷲津が絡み、乾の犬のように
忠実な組員が絡みます。あろうことか乾のパソコンの家庭教師まで
引き受けるハメになった鷲津は、いつしか乾の犬『二進法の犬』に
なっていきます。
さてこの小説の中にベートーベンの話がでてきます。
喫茶店で鋭子を待つ倫子。
その喫茶店ではベートーベンの7番がかかっていました。あまり好きでは
なかったけれど、ビートルズなんかよりましかなあとも思ってる倫子。
LEONが大好きなベートーベンの7番に関して、倫子の言葉として、作者
花村萬月が語っています。
その喫茶店ではベートーベンの7番がかかっていました。あまり好きでは
なかったけれど、ビートルズなんかよりましかなあとも思ってる倫子。
LEONが大好きなベートーベンの7番に関して、倫子の言葉として、作者
花村萬月が語っています。
本文から引用します。
・・・・・残念ながらビートルズにはベートーベンのような偉大な
オリジナリティはない。
そんなとりとめのないことを考えていた最中だ。背骨のあたり
からなにか這い昇るものがあった。倫子は瞳を見開いていた。
這い昇ってきたのは、憂愁とでも名づけるべき感動だった。
ベートーベン交響曲第七番イ短調作品九十二番第ニ楽章アレグロ。
倫子は硬直していた。ベートーベンの楽曲はもともと難度を
要求するようなハッタリめいたところはないようだ。この第ニ楽章も
シンプルな音と、、第五番『運命』にみられるようなベートーベン
得意のリズムパターンの繰り返しとそのバリエーションでできている。
だが、倫子が取り込まれていたのは沈鬱な憂いと、彼方に幽かに
見える光だった。
我に返ると、第三楽章に移っていた。打ちのめされていた。鼓動が
早まっていた。心地よい息苦しさがあった。
やっぱ、天才だったんだ・・・。
そんな感慨があった。音楽の本などではこの交響曲第七番が
ベートーベンの作品中で突出しているという記述にであうことが
多いが、倫子はそれがいままで理解できなかった。そして、
唐突に理解できていた。これは、天才の仕事だった。
なんとも言えない心地よさだった。眼前におりていた曇りガラスの
障壁が突然、粉々になって砕けちり、世界が自ら鮮やかに発光して
いるのを感知することができた。
オリジナリティはない。
そんなとりとめのないことを考えていた最中だ。背骨のあたり
からなにか這い昇るものがあった。倫子は瞳を見開いていた。
這い昇ってきたのは、憂愁とでも名づけるべき感動だった。
ベートーベン交響曲第七番イ短調作品九十二番第ニ楽章アレグロ。
倫子は硬直していた。ベートーベンの楽曲はもともと難度を
要求するようなハッタリめいたところはないようだ。この第ニ楽章も
シンプルな音と、、第五番『運命』にみられるようなベートーベン
得意のリズムパターンの繰り返しとそのバリエーションでできている。
だが、倫子が取り込まれていたのは沈鬱な憂いと、彼方に幽かに
見える光だった。
我に返ると、第三楽章に移っていた。打ちのめされていた。鼓動が
早まっていた。心地よい息苦しさがあった。
やっぱ、天才だったんだ・・・。
そんな感慨があった。音楽の本などではこの交響曲第七番が
ベートーベンの作品中で突出しているという記述にであうことが
多いが、倫子はそれがいままで理解できなかった。そして、
唐突に理解できていた。これは、天才の仕事だった。
なんとも言えない心地よさだった。眼前におりていた曇りガラスの
障壁が突然、粉々になって砕けちり、世界が自ら鮮やかに発光して
いるのを感知することができた。
LEONも7番2楽章が絶品であると思っているひとりです。