2019/07/08(月)
LEONです。
ザ・シンフォニーホールで開催された京都市交響楽団の大阪特別公演に行ってきました。
指揮は最強コンビの広上さん。
前半にベートーベンの交響曲第3番『英雄』をやるって京響らしい。いや、広上さんらしいというべきか。
大概『英雄』といえば、後半のメインにどっしり据えて、『ドヤ
』っと胸を張るのだけどなぁ。
それを前にもってくるということは、後半にはそれ以上の驚きが待っているってことでしょう・・・。
さて、その『英雄』、最近では井上/大フィル、尾高/大フィルを聴きましたが、広上/京響は今回が初めて。
感想はひとことで『京響はうまい』、『特に今日乗ってる』につきました。
響きが分厚くて豪華な音でした。
最初の二つの和音を意外と優しくスタートさせた広上さん、得意の大きな振りは鳴りを潜め全体に流れるような指揮ぶり。
長い第一楽章も退屈せずぐんぐん引き込まれていくのはベートーベンの素晴らしさと広上さんのセンスの良さと京響の質の良い演奏力が三位一体となったおかげかと思います。クライマックスに向けて広上さんの振り幅も徐々に大きくなり、そして頭を振る動作も増え、全身を使ういつもの指揮となりました。いい響きでした。
第二楽章、オーボエが美しい。首席奏者の高山郁子さん、素晴らしい。
来る、来ると覚悟は決めていましたが自然に涙が・・・。
それも束の間で、激しい音楽に転回していくと管楽器が素晴らしい響き。
第三楽章は切れのいい弦楽器が心地よい。途中出てくるホルンの三重奏も素晴らしい。
第四楽章は主題の後10の変奏曲が出てくる珍しい構成です。徐々に力強くなりクライマックスは雄大。もともとナポレオンを称える音楽として作曲されている壮大な曲。京響の凄まじさが迸る名演奏。
この50分だけでも満足して帰れる演奏会となりました。
普通、前半終わりの指揮者呼び出しはせいぜい2回。でも今回は拍手とブラボーが止まらず5回。京響のファンは凄い。
さて、後半は小品2曲のあとメインのレスピーギ/『ローマの松』です。
四つの松がテーマで、『ボルゲーゼ荘の松』『カタコンブ付近の松』『ジャニコロの松』『アッピア街道の松』で構成される交響詩です。
どれも素晴らしい曲ですが、やはり話題性では最後のアッピア街道の松に尽きると思います。
以前、藤岡/関西フィル、バッティストーニ/大阪フィルでも聴きました。
いずれもフェスティバルホールで聴きましたが、それでもその強烈な爆音に圧倒されたものです。
それが、今回はザ・シンフォニーホール。衝撃的な音でした。
古代ローマ帝国の軍隊がアッピア街道を凱旋してきます。それをラッパで出迎える。それをバンダ(管楽器別動隊)が演奏します。
あとは民衆の歓喜の声や鳴り物で騒然と盛り上がる。
騒々しいだけの演奏でも興奮して聴ける曲ですが、京響の余裕のある爆音には驚きました。京響凄いです。
もちろん広上さんの指揮も視覚的にも本領発揮。
楽しい演奏会でした。
とってもいい席(7列目中央)で5500円。コスパ高し。


