2017/03/29(水)
LEONです。
昨日、アンサンブル・リベルタのブラームス室内楽チクルスVol.4を聴きに行きました。会場は
天神橋筋商店街にほど近い天満教会でした。
関西の3つのオーケストラに在籍する5人の弦楽奏者が2015年に結成した室内楽ユニット
です。
宮田英恵 大阪フィルハーモニー交響楽団 第2ヴァイオリントップ奏者
杉江洋子 京都市交響楽団 第2ヴァイオリン副主席奏者
永松裕子 日本センチュリー交響楽団 ヴィオラ奏者
金本洋子 京都市交響楽団 ヴィオラ奏者
石田聖子 大阪フィルハーモニー交響楽団 チェロ奏者
今回の演奏会はこのチクルスの最終回ですが、今までの演奏曲は次のとおりです。
第1回 弦楽四重奏第1番・弦楽五重奏第1番
第2回 弦楽四重奏第2番・弦楽六重奏第2番
第3回 弦楽四重奏第3番・弦楽五重奏第2番
そして昨夜は 弦楽六重奏第1番・クラリネット五重奏(ヴィオラ版)でした。
第2回に続き客演チェロ奏者として山本裕康氏が招かれていました。
同氏は神奈川フィルハーモニー管弦楽団の首席チェロ奏者であり、京都市交響楽団の
特別客演首席奏者も引き受けています。
さてブラームスの弦楽六重奏ですが、とにかく美しい曲です。
わたしは全く宗教に無縁の人間ですが、こんなに美しい曲を教会で聴くとなぜか
ウルウルしてきます。室内楽音痴のわたしとしては事前にベルリンフィル八重奏団の演
奏を何度も聴いて、それも勉強しなきゃという義務感なく聴きましたが、さすがに
ウルウルはありません。やはり生の音には勝てないものです。
宮田さん目当てのようなキッカケで室内楽にも興味を持ちましたが、宮田さんの演奏
にはもちろん満足しましたが、今回はチェロの石田さんがいい音出してるなぁと感心
しました。特に第2楽章はよかった。赤ワインでいうなら、カベルネ・ソーヴィニヨンのフルボデ
ィーで、重めではあるものの重厚というよりは芳醇という香りがしました。
いつも大フィルでは花崎薫さんや近藤浩志さんという重鎮の陰で目立たない存在で
すが、この方もしっかり大フィルの低弦の艶やかな響きを支えているんだと実感しま
した。
そしてクラリネット五重奏のビオラ版ですが、ソロがビオラになることで弦楽合奏に埋没して
しまうんじゃないかと懸念していましたが、そんなことはありませんでした。
そもそもクラリネットの音色にはさほど魅力を感じないので、ビオラ版を聴けて幸せでした。
小さな空間でしたが、熱心なお客さんからブラボーの声も飛び交い、退場の時の
石田さんの満面の笑みが、満足のいく演奏の証だったと思います。
アンコールの弦楽六重奏第2番第4楽章も素晴らしい出来栄えでした。
次回からはモーツァルトチクルスに取り組むとのこと。引き続き聴きに行こうと思います。
