Vol.153 アンドリス・ポーガの第9に驚き | ちょい悪爺LEONのブログ

ちょい悪爺LEONのブログ

大阪フィルハーモニー交響楽団のファンで、その演奏会を中心に投稿します。写真撮影は公共交通機関を利用して行ける所を中心に復活しましたが、写真はインスタにpostしています。
同時に当ブログにリンクを貼っていますので、そちらも見ていただければ嬉しいです。

2016/12/31(土)

LEONです。

 

昨日、今年のクラシック音楽鑑賞の締めくくりに行ってきました。

フェスティバルホールで開催された第9シンフォニーの夕べです。

指揮はラトビア出身アンドリス・ポーガです。1980年生まれの36歳という新進気鋭の

マエストロです。管弦楽は大阪フィルハーモニー交響楽団、第9の代名詞でもある合唱

大阪フィルハーモニー合唱団です。

 

 

ベートーベン交響曲第9番は日本においては年末の風物詩のひとつになっています。

大阪フィルだけでもこの年末に7回も演奏するというのでわかるとおり、過熱状態です。

 

で、まず、アンドレス・ポーガの指揮について。

こんなに美しい第9は初めて聴きました驚きのレベルびっくりでした。

1楽章・2楽章とも弦5部の美しさにゾクゾクして、涙が出そうになりました。結構目立つ

ところで出てくるホルンも、トップ奏者の高橋さんが見事に聴かせてくれました。

ポーガさんはオケからの音の引き出しが素晴らしく、オケは力まず優しく自然に美しさ

を表現していました。

 

3楽章の前に4人のソリストと合唱団が所定位置に入場、チューニングののち再開しました。

この3楽章も、ひとつまちがうと退屈な音の流れになりがちですが、とにかく美しい

各楽器を渡っていく主題も明確に聞こえて、あれ、ここはこんな感じだったんだ、と新た

な発見が随所に出てきました。

 

4楽章に入ってもがなりたてるような力任せの演奏ではなく、引き続き繊細で美しい音

流れます。低弦部の響きもやっぱり美しい。でっかい体つきとは違って、上の写真のよう

優しい表情に象徴される人柄がなせる技かもしれません。

 

さて、4楽章といえば4人のソリストと合唱が大活躍します。

テノールの福井さんはよく聴くチャンスがありますが、この日当初予定していたバリトンの

森雅史さんが体調不良で降板し、急遽代役として登場した甲斐栄次郎さんのことは全く

知らなくて、どうかなと訝っていましたが、この方もすごい声の持ち主でびっくりしました。

それもそのはず、2003年から10年間ウィーン国立歌劇場で42役336回も舞台に立った

大物歌手でした。それにしても聴きごたえのある歌いっぷりでした。大箱のフェスティバル

ホールの空間がバリバリ響く大迫力でした。

 

そして、連夜の高音続きで喉もお疲れだと思った大フィル合唱団・・・合唱指揮の福島さん

へのブラボー連発が示すように、よく頑張りました。よくある第9の特別編成合唱団では

気持ちが入るせいか体を揺する人が見受けられますが、大フィル合唱団は微動だにせず

素晴らしい歌声を聴かせてくれました。福島さんの指導のもと、腹式呼吸を完全にマスター

しておられると感心しました。私も若いころは関西では著名で、全国コンクールで常に上位

に君臨していたアマチュア合唱団に入って、第9やメサイヤなどを歌っていたんですが・・・。

 

さて演奏終了、数度のカーテンコール、楽団員退場の後、なぜか椅子を前に集めている

ので何事かと思っていたら、その部分をオーケストラピットに沈めて舞台をすっきりさせ、

残った合唱団で蛍の光を歌いました。

 

これはそのリハのようすです

 

本番では前に寄せられた椅子はオケピットに沈められ、それを隠すかのようにスモーク

がたかれて、なかなかの演出でした。毎年のことらしく、上の写真も公式ツイッターに

アップされているので、オケが退場して客席が明るくなってもお客さんはほとんど帰り

ませんでした。

 

ほんとにいい演奏会で昨日のブログで書いたベスト3に割り込みました。というか1位

でしょうまじかるクラウン

 

年が変わって最初のコンサートは大阪フィルの新春名曲コンサート(1/9)です。

曲はバラバラで大阪名物お好み焼き『豚・海老・イカ全部入り』みたいですが、昨日の

福井さんが登場してトゥーランドットを歌ってくれるので楽しみです。普段は行かない

フェスティバルホール3階席。音響はここが1番良いとの噂もあり、少々期待

 

 

あらためて・・・てんこ盛りのメニューですてへぺろ