申請中の遺留品調査はまだ進展がありません。
気になって仕方がありませんが、お盆、ということで墓参りへ行ってきました。

墓参りの際にはいつも、墓の近くにお住いの祖父の弟さんのお宅に寄ります。
いつもは世間話と高校野球の話や阪神タイガースの話しかしないのですが、
今回は祖父の写真とともに、話をしてみようと意気込んでいきました。

おじさんは祖父の11歳下なので、現在77歳。
年に数回会いますが、いつもお元気です。

ただ、逆算すれば当時5歳か6歳のおじさんがどこまで覚えているか。

墓までは車で2時間ちょっと。
最近では5月に、祖母の1周忌で行きました。
まだ写真を見つける前でした。


朝9時過ぎ、墓参りを終えておじさんのお宅へ。
いつも通り、世間話から高校野球、タイガースの話。

ずっと「その時」を待ちつづけ、
30分くらいたったところでついに、話を切り出しました。

祖父の当時の写真を見せ、事情を話しました。
一言目はやはり、幼いころだったからほとんど覚えていない、でした。

しかし、兵籍簿の話を始めたときに一言。
「そういえば、父親と一緒に面会に行ったなぁ」
つながりました。
この面会とは、「臨時陸軍軍人(軍属)届」に書かれていた面会のことだったのです。
※臨時陸軍軍人(軍属)届 についての記事はこちら

面会に行った際に、大車輪での訓練の様子を見学させてもらったとのことでした。
大車輪?
話を聞いていると、祖父が持っていた写真の中にそれらしきものがあったので、
おじさんに見せると、「それそれ!」
これもつながりました。
※写真の人物は祖父ではありません。
大車輪

その前後のことはやはり覚えていないようでしたが、
70年前の記録と記憶がつながった凄い瞬間でした。