自分のことは分からない
最近本当に広告の効果が低くなってしまいました。
それは、私も常々言っているように、情報が多くなりすぎて消費者が迷ってしまっていることが原因のひとつです。
その結果、単純に消費者は広告を信用しなくなっています。
ところが広告を作る側は相変わらず何十年も前の感覚で広告を作っているように見受けられます。
そのために、広告を出したけれども反応がいまいち、あるいはゼロ、なんていうことがあちらこちらで聞かれるのです。
アメリカのサックハイムという広告業界の人が、かなり昔に次のように言っています。
1、お客さまは広告を見ない。
2、お客さまは広告を信用しない。
3、お客さまは広告を見ても行動しない。
うん、そうかも知れないね、と言うのは簡単ですが、
なぜ広告は見られないし、信用されないし、行動を引き起こせないのでしょうか?
自分が消費者であるときのことを考えれば簡単に分かる――ということもよく言われるのですが、それが分からなくなってしまうのが実情。
どんなことでも「そんなこと分かっているよ」と決めつけずに、きちんと考えてみることが大切ですね。