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春爛漫。日が長くなり、気温も上がってくるこの時季、増えてくるニキビの悩み。

「疲れているのかな? 」
「ここ最近、ニキビが出やすい気がするな」と、鏡とにらめっこしている人もいるのではないでしょうか?

 今回は、大人ニキビの原因にもなるライフスタイルや、押さえておきたいお手入れのポイントについてのお話です。

「あれ?こんなところにニキビが…」

最初にニキビを発見した時のショックは、多くの人が経験していることでしょう。
嬉しくない訪問者が、ある日何の予告もなく突然やってくる…。と、
思いがちですが、肌トラブル全般にいえることとして、突然にみえるニキビにもちゃんと原因があります。
過剰な皮脂を抑えるケアをすればいいという思春期ニキビに比べ、大人ニキビは原因も複雑。
ニキビができた原因は何だろう? と、自分のライフスタイルを冷静に振り返ってみることで、対策が見えてくるかもしれません。例えば…

・雑なお手入れをしていたかもしれない
忙しかったり疲れていたりすると、ついお手入れが雑になってしまうことってあると思います。特に、クレンジングや洗顔が雑になると、落とすべき汚れが肌に付いたままだったり、洗浄剤が髪の生え際やアゴ下などに残ったままだったり…。せっかく清潔にするはずだったのが逆効果。雑なお手入れが原因の時は、早ければ翌日、もしくは翌々日くらいにポツッ! となるケースが多いかと思います。ここ数日のお手入れは、どうでしたか?

・油っこいものをたくさん食べたかもしれない
ニキビと油の摂取は深く関係します。思春期ニキビでよくいわれることですが、大人ニキビでも同じことがいえます。適度な油を摂るのは身体のエネルギー源としても、つややかでハリのあるお肌のためにも必要なことですが、摂った分だけ皮脂が出るという単純な話ではないものの、過剰な油分はやはり皮脂の分泌に影響します。おかずに揚げ物が増えてない? デザートに乳脂肪分を摂りすぎてない?

・睡眠不足が続いているかもしれない
肌のターンオーバーのためにも、睡眠は大事です。ターンオーバーが乱れると、角質肥厚を招き、毛穴をふさいで大人ニキビの原因になります。疲労を癒して、肌本来の機能を回復させる基本が睡眠。ここ最近で「よく寝た~! 」と実感したのはいつでしたか? 寝付きはどうですか? 寝不足は即ニキビをつくるわけではないけれど、ダメージを受けやすくしてしまいます。ここ1カ月くらいの生活を振り返ってみてくださいね。

・ストレスが溜まっているのかもしれない
何かにつけて登場するストレス。適度なストレスは毎日を楽しく過ごすのに必要ですが、これも過剰になると厄介です。「あぁ! ストレスが溜まってる~! 」と自覚がある時はまだしも、無自覚のうちに少しずつ少しずつ溜まっていくストレスが気付いたら爆発する、というのが困りモノ。家事や仕事の能率に影響するだけでなく、肌にだってトラブルとしてあらわれます。何となく心がダルかったり、些細なことでイライラしたりしていませんか?

「いつもと何も変わらない生活をしているのに」「いつもと同じ化粧品を使っているのに」と思っていても、何らかの原因があってニキビはできます。ここ数日のことが原因になる場合もありますし、ストレスや睡眠のように長い期間の積み重ねが背景にあって、何かの拍子にニキビとしてあらわれることもあります。

また、日頃からの癖や習慣、間違えたお手入れ法なども大人ニキビの原因に。例えば、無意識のうちに顔を触ってしまう癖があるとか、おでこや頬、アゴに毛先がかかるヘアスタイルだったり、使っているファンデーションのスポンジが汚れたままだったり…etc. 改めて自分の行動を振り返ってみると、自分自身でニキビを招いていることは意外に多いかもしれません。

ニキビは肌の炎症のひとつ。つまり、ケガをしてるようなものです。ニキビができたまま、何も手を施さないで放置していたら悪化させる可能性が大! かといって、気にするあまりやたら指先で触れることもNG!です。前ページで挙げたようなライフスタイルがニキビの原因になるのはもちろんですが、ニキビができるときはたいてい肌が水分不足を起こしています。前ページに挙げたものは、肌の水分不足や水分を維持できなくする要因になるものともいえます。

だいたい30歳過ぎた女性に多いのが、“自称脂性肌”というタイプ。肌の表面は油っぽいのに、実は肌の中がカラカラというケースで、インナードライ肌とか“隠れ乾燥”などと呼ばれています。大人ニキビで悩む人には、このタイプが多いことも事実です。肌表面に油分があるから、突っ張ったりカサついたりという自覚がない=肌が乾燥していることに結びつかない=お手入れが後手になる…というパターンですね。肌のコンディションは、水分と油分のバランスで決まります。肌が乾燥してくると、これ以上乾燥させないようにと油分を出して防御するということは、これまでの記事でもお話してきました。自分は脂性肌だと思っていて、大人ニキビで悩んでいたら、この“隠れ乾燥”かもしれません。

ちょっと乱暴な方法ですが、手軽にできる“隠れ乾燥”チェック法を。洗顔後の肌を、そのまま何もつけずに素のまま放置してみてください。つっぱり感が気になるのもそこそこに脂が浮いてくるようなら、“隠れ乾燥”の可能性が高いです。脂が気になるからと洗い落とすばかりのお手入れは悪循環のもとです。また、これからの季節は気温も高くなって、汗をかくことが多くなります。汗をかくことで、何となく肌がうるおっていると感じるのは大きな勘違い! “隠れ乾燥”をケアしていくことで、過剰な皮脂の分泌やニキビの炎症を和らげることにつながります。


ニキビケアでお約束になっているクレンジングと洗顔。アクネ菌や雑菌を落として、肌を清潔に保つという意味もありますが、適切な水分補給をするための準備でもあります。肌そのものが汚れていたら、どんなにいい化粧水も美容液も入ってくれません。落とすべき皮脂や古い角質が邪魔をして、浸透を妨げるからです。だからといって、力まかせにゴシゴシと強く洗ったら炎症を悪化させてしまいます。ニキビができたときこそ、刺激にならないよう、いつも以上に優しく丁寧に洗いましょう。蒸しタオルをのせて、ごわついた角質を柔らかくしたり、毛穴を開かせるのも効果的ですね。

ニキビの話題でありがちな、油分=悪者という発想を持っている人は多いかもしれません。でも、油分は肌を守るための皮脂膜をつくるために必要なものということもお話してきました。適度な皮脂から作られる皮脂膜がなければ、肌はますます乾燥します。ニキビにとって悪者になるのは、酸化した皮脂の方。油は空気に触れると酸化します。その酸化した状態のまま、肌の上に残しているから悪になるだけのことです。だから、必要以上に皮脂を落とす必要はないし、足りない油分を補う必要だってあります。ポツッ! とできた白ニキビや、軽く触れて痛みがないくらいの状態であれば、乳液などの油分で水分を逃がさないためのフタをすることは可能です。ただし、触って痛みがある場合や赤く炎症を起こしているときは、なるべく触らずに炎症が落ち着くのを待ちましょう。

日中の紫外線対策も、できる限り肌の負担にならない方法を。紫外線吸収剤よりも紫外線散乱剤を使ったものを選んだり、「塗る」という摩擦での刺激を最小限に抑えましょう。そのためには、きれいな手の平に日焼け止めをまず広げ、ハンドプレスするように使うのが効果的です。思いのほか、肌表面に広がってくれますよ。

そして一番気をつけなければならないのは焦り。「早く何とかしたい! 」と指先でプチッ! とつぶしてしまう人もいますよね? 「ニキビをつぶすと痕になりやすい」といいますが、それ以上に指先の雑菌やつぶしたときに爪で傷つけてしまうことの方が問題です。炎症が落ち着くどころか、悪化させることになりかねません。気持ちはじゅうじゅうわかるけれど、そこはぐっとこらえて。

できてしまったニキビをできるだけ痕にしないようなお手入れと、新たなニキビを作らないようにするためのお手入れが重要です。一筋縄ではなかなか上手くいかない大人ニキビだからこそ、じっくりとひとつずつ…が鉄則です。

ぜひ実践してみてください!

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