宮沢賢治 銀河鉄道の夜


銀河鉄道の夜 要約


ジョバンニはカムパネルラと親友だけど、
カムパネルラはジョバンニを虐めているグループに居た。
ジョバンニは母親が病気で、
バイトをしていた。
そんなジョバンニは、
帰る牛乳を買いに行ったが、
夜も遅く売って貰えなかった。
帰り道、虐めっ子とカムパネルラと逢った。
そこで、悪口を言われ、
落ち込んで川原で寝転んで居ると、
眩しくて目を閉じた。
目を開くと列車に居て、
カムパネルラもそこに居た。
カムパネルラと暫く話していると、
カムパネルラは列車を降りていった。
気づくと川原に居て、
カムパネルラは虐めっ子を助けに、
川で溺れて死んだ言う。
恐らく、
ジョバンニもカムパネルラ達を助けに行ったから、列車に居たのだろう。




カムパネルラ 解説

カムパネルラ、夢(列車の夢)を見ていた。
君が死んだ後にも、世界は変わり続ける。
戻らないカムパネルラとの記憶を辿るも時間だけが過ぎていく。

あの人(天の声)は、
自己犠牲(カムパネルラとジョバンニがした行為)で、貴方方にプラスに成らないと言う。
しかし、私(ジョバンニ)は、
カムパネルラとあの日を覚えていたい。

カムパネルラ、天国は豊かか?
君の居ない日々がまだ疼く。

あの人(天の声)は告げる、
その自己犠牲では何も変えられないと。

君(カムパネルラ)が居ない日々は続く、
私(ジョバンニ)は独り。

君(カムパネルラ)が居ない傷、
しかし、それも希望となるのか?
 
あの人(天の声)は告げる、
自己犠牲では変えられない。
しかし、私(ジョバンニ)はまだカムパネルラのためにも生きていける。
過ち(自己犠牲)を知りながら。