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映画館で観ようかなと思っていた「愚行録」
興味はあるけど、観た後気持ちが暗くなりそう
なので、「ラ・ラ・ランド」にした。

とあるルポライターが1年前に起きた
裕福な若い夫婦と幼い子供2人が深夜自宅の中で
惨殺された一家惨殺事件の被害者と交友関係者
があった人達へのインタビューで物語は進む。

その内容が愚行録
愚痴?嫉妬?妬み?
人って、他人の陰口や噂話が
大好きなんだなって思う
愚痴だけでなく思い出話もあります

自分以外の誰かを語る時、自分の価値観や
考えをフィルターに通して語るものだから、
人それぞれ違ってくる。
ある人は、良い人でしたよ
ある人は、酷い人でしたよと言う…

被害者の過去も明らかになっていく過程で
インタビュアーの性格も分かって面白い

物語の合間の「妹と兄」の会話が
何を意味するものなのか?
この兄弟は誰なのか?
ラストに正体が判明して、驚愕‼️

インタビュー自体に意味があったなんて…
読み終わった後の方が怖くなったよ(苦笑)
そして、
何で?と言う虚しい気持ちになった…

後味は悪い理由の1つに
幼いこどもが関わっているって事

人って、怖いなって思う
裏じゃ何考えているか
わからないしね

他人を語っているようで、
実は自分を語っているのである
この小説は、その怖さが伝わってくる

人の妬みや嫉妬は
計り知れないなと、感じた