こんばんは!


今回も前回に引き続きメンタリストDaiGoさんの



「超効率勉強法」



の要約をご紹介していきたいと思います!



今回のテーマは



「学習効果を高める勉強前テクニック」



です!



では、早速内容に入っていきます!



勉強法というと、誰もが「効率の良い問題の解き方」や「上手な情報のまとめ方」といった目の前の問題にばかり気を取られて、勉強に取り掛かる前の準備段階には意識を向けません。



しかし、これは完全なる誤りです。



勉強の前から念入りな準備を行わないと、せっかくのアクティブラーニングも万全の効果が発揮できません。



そこで今回は効率の良い学習をするために必要な「準備の原則」を2つ紹介していきたいと思います!



〇「知っていることを書き出す」



新しい知識を学ぶのは楽しいことですが、同時にとても難しい作業です。



知らないジャンルの本を開いてみたら、全く意味がわからず、心が折れそうになった経験は誰にでもあるでしょう。知らないことばかり書いてあれば、嫌になってしまうのが当然です。



そんな時に使って欲しいのが、「知っていることを事前に書き出しておく」というテクニックです。



学習の前に「これから学ぶべき知識」を書き出す人は多いのですが、本当に効果が高い方法は、実を言うと真逆です。



「既に自分の頭の中にある知識」を思い出した方が、新しい情報を理解しやすくなり、記憶への定着率も高くなります。



もともと人間の記憶には、古い情報に新しい情報を結びつけながら覚える仕組みが出来ています。



既に持っている情報を木の幹だとすれば、そこから枝葉を遠くまで伸ばしていくのが学習です。



つまり、新たに学んだ知識が古い情報と切り離されていると、私たちの脳はたいした反応を起こさないというわけです。



この問題を解決するために、古い情報(既に自分の頭の中にある知識)を書き出し、新たに学んだ知識の内容と関係がありそうな知識を出来るだけ思い出していくということです。



このひと手間だけで、全く感が働かないジャンルの本でもスルッと頭に入りやすくなるから人間の脳は面白いものですよね。



全ての知識を思い出す必要はないみたいなので、頭の準備体操ぐらいの気持ちでやってみてください!




〇「戦略的リソース利用法」



次にご紹介する「戦略的リソース利用法」とは、問題を解決するのに役立ちそうな手段・データ・人間関係などの「リソース」をどのように使うかをよく考え、前もって細かい取り組み方を決めておくことです。



初めて訪れる国に旅行する時、みなさんは前もって希望のアクティビティをリストアップし、いくつかのガイドブックやサイトを比較し、どの順番で観光地をまわるかを念入りに決めておきますよね。



新しい知識を学ぶのは、見知らぬ土地に初めて行くのと同じことです。



どちらも事前にプランを立てなければ効率は上がらず、貴重な時間を無駄にする結果に終わってしまいます。



勉強の時間を増やすだけでは意味がなく、本当に大事なのは、限られたリソースをいかに使うかを戦略的に考えることです。時間が無い時ほど、事前の準備に時間を使ってください!



次に戦略的リソース利用法の7つのステップをご紹介していきたいと思います!



1.成績判断
 テストでどれくらいの成績が欲しいのかを紙に書出す。



2.重要度測定
 その成績が自分にとってどれだけ重要かを100点満点で採点する。



3.自信測定
 その成績をとるのにどれくらいの自信があるかを100点満点で採点する。
 


4.問題推測
 テストにどんな問題が出そうかを予想して紙に書き出す。



5.資料抽出
 資料や参考書から勉強に使えそうな箇所を、最大15コまで絞り込んで紙に書き出す。



6.理由判定
 その資料や参考書が「使える」と思った理由を紙に書き出す。



7.使用法判定
 その資料や参考書をどのように使うつもりかを紙に書き出す。そして「この分野は友人のAが詳しいから一緒に勉強して分からないところを聞こう」など、人間関係のリソースなども使うことを考えてみる。



難しく手間がかかりそうな印象があるかもしれませんが、「戦略的リソース利用法」にそこまで時間を割く必要はありません。



スタンフォード大学の実験では、1日15分ずつ事前に計画を立てただけでも被験者の成績は上がり、さらにすとれすれべるも大幅に低下したそうです。



みなさんも勉強法を改める前に、勉強前の準備を改めてみて、万全の状態で学習に挑みましょう!



今回の内容は以上です!



次回は、「記憶の残り方が変わる勉強後のテクニック」についてご紹介していきます!



では、また明日!