こんばんは!
今日は前回に引き続き、樺沢紫苑さんの著書
「神・時間術」
の要約をしていきます!
今回のテーマは
脳の機能を最大に生かす集中力の高め方
です!
その方法について本書では、以下の3つが紹介されています!
○「15・45・90の法則」
○「雑念排除法」
○「制限時間仕事術」
では、これらについて詳しく説明していきます!
○「15・45・90の法則」
まず初めに紹介するのは「15・45・90の法則」です!
「15分」は集中力持続の単位であり、まとまった仕事を片付けるのに適した仕事時間の単位であると考えられています。
小学校の授業時間は一コマ「45分」ですが、なぜ小学校の授業は45分ごとに区切られているのか知ってますか?
答えは集中力は「45分」程度しか続かないからです。
小学校、中学校で、子供たちを上手に集中力させる先生は、15分おきに雑談や冗談を挟んでいます。
15分ごとに「笑い」と「弛緩」を入れて、15分の3ブロックで授業を構成することにより、子どもたちを飽きさせることなく、授業に集中させることが可能になるというわけです。
こう考えると小学校の時間術は、非常に合理的ですよね!
次に「90分」ですが、これはサッカーの試合の時間と同じですよね。
サッカーの試合は45分ハーフの90分で行われ、間に15分の休憩を挟みます。
最初から最後まで集中して見るのにちょうどいい時間だと思いませんか?
他にも大学の講義やテレビの2時間ドラマというのも、CMを除くとだいたい90分で作られています。
「90分」というのは、大人がなんとか集中できる限界の時間と考えられています。それも45分の2ブロックにして間に休憩を入れると、さらに集中しやすくなります!
以上のことを言い換えると、
「15・45・90の法則」とは、作業内容に合わせて、休憩の入れ方を変えることです!
私の場合、論理的な難しい問題を解く時にはタイマーを15分にセットし、レポート課題などの比較的長期戦になりそうなものを取り組む際にはタイマーを90分にセットし、45分経過した時点で5分程度休憩を挟むようにしています!是非参考にしてみてください!
○「雑念排除法」
次は「雑念排除法」について説明していきます!
集中力の敵は「雑念」であり、この雑念を取り除くことで自然と集中力は高まります。
集中力を高めて仕事を効率的にこなすためには、「雑念の排除」が必須です!
本書では雑念は主に4つの原因によって生じると考えられています。その4つとは「物による雑念」「思考の雑念」「人による雑念」「通信の雑念」です。
では、これからこの4つの雑念と排除法について説明していきます!
・「物による雑念」
これは「ホチキスどこにいったかな?」「あの書類どこにいったかな?」という瞬間に、集中力の糸が切れ、高まっていた集中力がゼロに戻ってしまうことをいいます。また、いったん途切れた集中力が元に戻るには、15分はかかるといわれています。
これを排除する方法はそれぞれの物ごとに「置く場所を決めておくこと」です。
・思考による雑念
仕事や勉強をしていると、様々な雑念が頭の中をよぎります。
「そういえば、今日中に出さないといけない書類があった」
「そういえば、会議室の予約をしないと」
「Aさんにメール返信しないと」
こうした「雑念」は、間違いなく集中力を妨げ、今やっている仕事を中断して別な仕事や作業をやりたい衝動にあなたを駆り立てるはずです。
結果として、集中力が妨げられるだけでなく、仕事を中断してしまいます。
これは雑念(予定や、やるべき事)が思い浮かんだらすぐにスケジュール帳やTo Doリストに書くことによって排除することが出来ます。
ちなみに、私はTo Doリストを作る時は重要度や緊急度に加えて集中度(集中力が必要かどうか)を加味して考えていますので、是非参考にしてみてください!
・人による雑念
皆さんは集中して仕事をしている時に、横槍をいれられてうんざりした経験はありませんか?
ある研究によると、集中力が高まっているときに、電話や声がけによって集中力が途切れてしまった場合、その状態(集中力が高まった状態)に戻るのには約15分かかることがわかっています。
これを排除するには横槍の入らない「集中できる環境」をつくり、そこで「缶詰仕事」をすることが効果的です!
また、「集中空間」での仕事が習慣になると、脳がそれを記憶してくれ、集中力を高めるようにコンディショニングしてくれます!
・通信による雑念
仕事や勉強をしている最中にLINEやTwitterの通知音で集中力が途切れたという経験はありませんか?
「別に気にならない」と思っていても、脳は無意識に情報を処理しますので、通知音が鳴る度にら本人は意識していなくても、集中力はリセットされてしまいます。
これを排除するにはインターネット自体を遮断することが1番効果的です!
ちなみに私は勉強する際は機内モードにし、休憩のときに、LINEやTwitterの通知を確認するようにしています!
○制限時間仕事術
最後にご紹介するのは、「制限時間仕事術」です。
皆さんは夏休みの宿題を最後の1日で片付けたことはありませんか?
夏休みの宿題に限らず、「明日までの締め切り」といった期限が迫った仕事に取り組む場面で、「火事場の馬鹿力」を実感したことがあるはずです。
以上の経験から分かることは「制限時間を決めると仕事は効率化する」ということです。
「1時間で終わらせる」といった時間単位で制限時間を設ける、あるいは「○月○日まで」といった期限や期日を設けても同様に集中力がアップし、仕事の効率が高まります!
では、なぜ人間は追い込まれると、そこまでの凄い力を発揮できるのでしょうか?
これは脳科学的に説明されます。
人は追い込まれると、脳内でノルアドレナリンが分泌されます。ノルアドレナリンは、集中力を高め、学習能力を高め、脳を研ぎ澄まします。
結果として、脳は最高のパフォーマンスを発揮するのです。
制限時間を決めるだけで、仕事効率がアップするので、この効果は今日からでも直ぐに実行することが出来ると思います!
その場合、制限時間を決めたなら、ストップウォッチを使って、時間を「見える化」すると、さらに効率がアップするそうなので是非参考にしてみてください!
次回は、朝の時間を最大に生かす脳のゴールデンタイム術をご紹介します!
では、また明日!