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これって闘病!?

子宮頸癌Ⅰb2でした


いつだったか、たぶんもう1年以上前のことなのですが。

ある日、お片付けブログをイロイロと拝見しているなかで、某ミニマリストさんのブログを読んだんです。
ミニマリストって、ここ何年かでかなりメジャーになっていますね。
何ソレ、知らないわ~という方に、かいつまんで説明すると「ミニマム=最小限、最低限」という意味を持ち、即ち「生活に不要な要素を最小限まで排除し生活する人のこと」らしいですね。
(まぁ、人によってはソレとは微妙に違う意味で解釈されたりもするようです)

で、そのときたまたま辿り着いたブログが、そんなミニマリストブログ界(?)で割と有名な方のようでした。
その方は、自分に興味を持ってくれた人と直接会って、料金をいただき質問に対してアドバイスをする、ということをされていたはず。
つまり、自分自身を貸し出す、ということだったと思います。

いくつか読んだブログ記事の内容は、もう既に覚えてないんですけれど、ただひとつ、なんだかショックを受けた内容があって、読み終えたと同時にそのブログを訪問することはなくなりました。

確か、洋服の数は少なくても、本当のおしゃれは季節に合ったものを着ることが大事、ということを熱弁されていました。
例えば「春なのにまだムートンブーツ(だったかな?)を履いているのは、靴が少ないんじゃなくて数がありすぎて選べないのだ」と、断定的な文面、かつ独自の視点で分析されていました。
私は「ふむふむ。こういう考えがミニマリスト的視点なのか」と、新鮮な気持ちになると同時に「そんな決めつけなくても、答えは他にもっとあるだろうに」と多少の違和感を持ちました。

でも、それは確固たる考えがあるからこそ、自身の考えに自信があるのだろうと考えられます。(←あ、意図せずダジャレ)
それはとても素晴らしいことですし、きっとその自信を持つに至るにはその方なりの経緯があるのでしょう。
なので、そこまでは「へー。そういう風に思う人もいるよね」という感想だったんです。

だけど、夏に厚いストッキング(タイツやレギンスのことを含んでいたはず)を穿いているなんて季節感がなくてアウトだ、しかも黒色なんて見ているほうも暑苦しくて不快だから迷惑、というような文章があって(一字一句は正しくないと思うけど)、まさに私じゃーんって思って。
黒とベージュで使いまわしていたから、黒、穿いてまっせーって。

こちとら、真夏に好き好んで、穿きたくて穿いているんじゃーねえっすよ。
ってね、私、舌打ちしちゃいました。江戸っ子口調で。もちろん独り言ですけど。

夏の暑い盛りに、できれば裸族でいたいくらいなのに、下半身には分厚い鎧をつけているのだから、見ているほうも暑苦しいだろうなーなんて百も承知ですから、まぁ図星っちゃあ図星。正論ですよね。
でもね、モヤモヤした気持ちになったんです。そうです。私お得意のモヤモヤです。


ここから毒吐きますよ。読みたくない方はスルーして画面を閉じてね。





私はリンパ浮腫だけど、それ以外にも病気や何らかの理由で仕方なくストッキングを穿いている人だっているかもしれないよね。
静脈瘤だとか、とっても冷え症で悩んでいるとか、お肌に大きな傷や痣があるとか、ちょっと思いつくだけでもコレだけある。
ムートンシューズだって、靴底の柔らかさに助けられているから履いているのかもしれないじゃない?
私だって痺れがあるからムートン好きよ。
それに海外セレブは以前、真夏に素足でムートンとか履いていたよね。通気性に優れているものね。ムートン=冬オンリーじゃないよね。


ミニマリストを自分で公言している人って、他人の目なんて気にしない我が道を行くタイプが多いのかな?というイメージだったけど、こんな風に自分基準で他人のファッションについて批判するということは、ご自身が他人の評価をとても気にする人なのかな。


こんな風に嫌悪感を露わにされるほど、他人に不快感与えているの?
とても悲しいし、腹立たしさもあって、なんだかモヤモヤするわー。


……はっ!

って、こういう記事内容に反応している自分も、他人の評価をとても気にしているってことだわー(笑)。
と、そのとき自分で自分にツッコミ。

当事者になってみたから、こんなこと言っているけど、私だってピンピン元気だったときはどうだった?
昔、街中で、真夏なのに全身を覆い隠すような服装の人を見たとき「暑そうだなー。肌弱いのかなー」って思ったよね。
それに対して批判する気持ちは沸いてこなかったにしろ「私まで暑く感じるなー」とは思った気がするし。

自分だって某ミニマリストさんと似たり寄ったりの視野の狭さだったよね。

もう名前も思い出せないけど、気づかせてくれたその某ミニマリストさんに少し感謝しました。(←少しかよ)



なんてね。
今朝、弾性ストッキングを穿きながら、すっかり忘れかけていたそんな出来事を思い出しました、というお話。

リンパ浮腫になって4年すぎた今ですら、真夏は、ストッキングをどう隠そうか、こうしたら涼しげに見えるかな、なんて鏡の前で考えちゃってる私。
他人の評価を気にしてるんですねぇ。
我関せず、我が道を行く、と達観できたらいいんだけど、まだまだ修行が足りませんねー。
夏場のストッキングは苦行で、ある意味修行ですけど。


いつの日か、リアルスキンに見える、人工皮膚みたいなものでできた弾性着衣が発明されないかなぁ。
それよりもリンパ浮腫が完治する治療法が見つかるといいなー♡



さて、今日も明日も明後日も。
たまにサボりながらも、セルフケアを続けていくしかないですもんね。
今日も1日、私のカラダ、おつかれさーん。

それと、本日も私のモヤモヤ毒吐きにお付き合いくださってありがとうー。
みなさまも、今日も1日おつかれさーん♡



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流れる雲。ザリガニに見えるのはなぜ。