地質が調べられるサイトがあったのでヨーロッパの地質を調べてみた。ここ

スカンジナビア半島・スコットランド北部・アイルランド北部・ブルターニュ・イベリア半島などは

花崗岩が露出している古い地層で早くから地上にある。

スコットランド南部からイングランド北部・アイルランド・仏独ライン川下流の石炭紀の地層

紫色の地層は三畳紀で青いジュラ紀と緑色の白亜紀と続く。(一般的な地質図はこの配色)

ドーバー海峡が地続きだったことは地質図を見てもはっきりわかる。

これはローレンシア大陸古生代前期のカレドニア造山運動(Caledonian orogeny)と

古生代後期から中生代のバリスカン造山運動(Variscan orogeny)でできた地層なのである。

残りはアルプス・ヒマラヤ造山運動(Alpine-Himalayan orogenic belt)で形成された。

 

地質とは表土の下にある地層のことだが氷河が侵食した地域は表土が少なく

上図の地質がそのまま地上に出ていることも多い。(特に氷河の端)

スコットランドのウイスキーづくりに使うピート(peat)は数千年経った植物の死骸だが

偶然その下にも石炭が埋まっているのである。

 

Wikipediaの図の方がわかりやすいが標準の配色ではないので参考として載せておく。

オランダ・ドイツ北部・デンマーク・ポーランドやハンガリー・ルーマニアは最近まで海だった。