福井県及び岐阜県の観光スポットのお話

岐阜県揖斐郡揖斐川町と福井県今立郡池田町との県境にある、冠山峠。

先に見えるのが冠山🏔️

標高1,041.9mの峠。

冠山峠の石碑。

福井県側には越前国池田町の石碑、そして岐阜県側には美濃国徳山村・美濃国藤橋村・美濃国揖斐川町の3つの石碑があります。

現在は町村合併による岐阜県側の自治体は全て揖斐川町になっています❗

冠山峠には元々は林道しかなく、ものすごい酷な道でした。

しかも降雪期の11月下旬から翌年6月頃までは冬期通行止めとなる道。

その為に国道417号冠山峠道路が作られました❗

2013年に岐阜県側の塚宮ケ原トンネル、2020年に冠山トンネルが出来、昨年2023年11月に冠山峠道路が供用開始されました

福井県池田町と岐阜県揖斐川町まで64分も短縮できるようになったそうです

冠山峠道路。

まだ新しい道です

冠山峠道路は全長7.8kmの道路❗

冠山峠道路開通記念の石碑。

先日の連休に福井県の友達に会いに行きました

最初は高速に乗り向かうつもりでしたが、まずは通年渋滞の一宮JCに捕まり、やっと抜けたと思ったら、米原付近で工事🚧渋滞、そして鯖江付近で事故渋滞との情報が入ってきました。

高速だと結構時間かかりそう

Googleマップのナビでも高速途中で降りて下道ルート(国道8号)を推奨してきました。

ならば新しい道を通っていってみようじゃないか～と、大垣西JCから東海環状自動車道に入り、大野神戸ICで高速を降りました

そこから国道303号から417号へ冠山峠道路を通って行きました❗

揖斐川沿いの道を進んでいくと、バイカー🏍️が沢山いたのですが、ほとんど皆さん、いび川温泉藤橋の湯♨️へと入っていきました！

今回素通りしたのですが、とても気になるのでいつか行ってみたいと思います

旧藤橋村には藤橋城🏯もあります。

この場所には実際にお城🏯はなく、かつて南北朝時代に杉原砦といわれる砦があったとされています。

この地は美濃国から越前国・近江国に抜ける戦略上重要な地であり、南朝側の新田義貞が、北朝側の土岐氏に対抗し砦を建設されたとされています。

この地には豊臣秀吉の正室ねねの出身家、杉原家盛（杉原六郎左衛門家盛）がありました。

現在建っている藤橋城🏯は1989年に旧藤橋村が建設したプラネタリウム⭐で、外見を彦根城🏯に似せた天守風にされ、藤橋城と名づけられました❗

観光用のお城🏯ですね

旧藤橋村地区を抜けると車窓には揖斐川や徳山ダムの綺麗な景色が見えてきます

綺麗な水のダムです。

そしてものすごい大きなダム❗

徳之山八徳橋。

徳山ダムダム湖に架かる全長503 mのエクストラドーズド橋です！

この橋の名称は、ダム湖に沈む徳山村の八つの集落【下開田・上開田・徳山・塚・門入・櫨原・戸入・山手】から徳があるようにと願って名づけられました。

徳山ダムは、一級河川・木曽川水系揖斐川最上流部に建設されたロックフィルダムです。

日本最大級のダムであり、総貯水容量6億6,000万 m3は日本一を誇ります

ダムの高さ(161m)では黒部ダム（黒部川）の186 m、高瀬ダム（高瀬川）の176mに次いで日本第3位

ロックフィルダムとしては、高瀬ダムに次いで第2位

多目的ダムとしては日本一の高さを誇ります

ダム建設によって出現する人造湖(徳山湖)は総貯水容量が6億6,000万 m3と、これまで日本一だった奥只見ダム（只見川）の6億100万 m3をも上回りました❗

これは浜名湖（静岡県）の容量の約2倍、東京ドーム単位で約532個分であり、湛水面積1,300 haも諏訪湖（長野県）に匹敵し、雨竜第一ダム（朱鞠内湖）の2,373.0 ha、夕張シューパロダム（シューパロ湖）の1,510.0 haに次いで日本第3位

多目的ダムとしては日本一の規模であり、総費用3,500億円も日本最大です

ダム建設に伴い徳山村全村が水没し、その後はダムの必要性について全国的な論争が起きるなど話題も多いダムです。

徳山ダムを抜けるといよいよ新しい道路、冠山峠道路へと入ります。

冠山トンネル。

約5kmの長いトンネルですが、ほぼ直線の真っ直ぐなトンネルでした。

対向車もほぼいなく、ほぼ直線の為、みんなスピード早い早い～

また新しい道。

トンネルを抜けると福井県池田町です。

永平寺方面に行くには最適👍️

我らは竹田で友人と待ち合わせしていたので、高速利用しなくとも結構早く到着しました

帰りも再度この道を通り、深夜で車🚗も走っていなかったので、鯖江市内から名古屋市内まで約2時間30分で帰ってこれました

ただ、途中でタヌキの横断やら、鹿の群れに遭遇しましたので、注意ですよ