こんにちは、アワーグラスの園元です。
緊急事態宣言で家に居る時間が増えました。
ということで、ようやく
先月買った本を読み終わりました。
ブレディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」。
保育士でもある著者はロンドン在住、
福岡市出身で1965年生まれというのに親近感を覚えました。
しかも
「みかこ」という名前が私の母と同じ名前なんですね。
日本人である母親とアイルランド出身の父親との間に生まれた
男の子の中学校生活が
母親の視点で書かれています。
イギリスの人種の差から生まれるさまざまな確執や葛藤、
友人たちとのやりとりから
今のイギリスの子どもたちが抱える問題が詳しく述べられてます。
いちばん心に残ったところはエンパシーとシンパシーの違い。
シンパシーは自分と同じ意見を持つ相手に抱く感情・同情のことで
でも、エンパシーというのは
自分とは違う信条や理念を持つ人の気持ちを想像すること。
それは
「誰かの靴を履いてみること」っていう表現だそうで。
とにかく子供の読み物だと思っていると
それは間違いでした。
アパルトヘイト、レイシスト、ホワイトトラッシュ、LGBTQ、マルチカルチュラルなど
もういっぱい出てくる、でてくる。
最後までドキドキしながら読みました。
勉強になるわ~、今ってこーなんだ。
子ども、なのにおとな。
コロナで外出自粛要請の折柄、
ぜひ一度手に取って読んでみませんか?
きっと違う世界が経験できますよ。
アワーグラスの園元でした。