「プロスポーツ選手も取り入れている湿潤療法。
擦り傷や熱傷(やけど)を水で定期的に洗い流し、
食品用ラップ等で覆って乾燥させないようにしておくだけで
化膿せずにあっという間に治ってしまいます。
消毒や乾燥は、傷を悪化させ、治癒を遅らせてしまうだけ。」
はあ???って感じです(・・;)
湿潤療法の基礎知識
湿潤治療は、形成外科医の夏井睦医師が独自に始めた治療法です。
登場してから、まだ15年ほどしか経ってないそうで。
むかし、傷の治療というと
消毒してなるべく早く乾燥させるのが常識でした。
Σ(゚д゚;)
しか~し!
傷が治る過程を徹底的に研究してみると、
「消毒」も「乾燥」も傷を悪化させ、治癒を遅らせるだけ、という驚くべき事実。
湿潤治療のメリット!
消毒&ガーゼ(乾燥)治療に比べて
・治りが早い
・治療時痛くない
・薬が不要
・やり方が簡単 というメリットがあります。
*治療の原則
①傷を消毒しない。消毒薬を含む薬剤を治療に使わない。
②創面を乾燥させない
というもの( ゚ ▽ ゚ ;)
メカニズムをまとめると、
1. 消毒成分はタンパク質を破壊して細菌を殺しているため、
人間の細胞膜もタンパク質でできているため、消毒することで傷が深くなる
2. 皮膚の細胞は乾燥させると死滅する。
一方、傷口のジュクジュク(滲出液)は、細胞成長因子を含んでいるため、
傷口が乾かないようにしておけば、傷は早く治癒するということです。
3.傷がカサブタで覆われた場合は、カサブタには吸水力がなく、しかも滲出液を外に逃がす機能もないため、カサブタの下に溜まった滲出液は絶好の感染源になる。カサブタがある傷が時に化膿するのはこのためである。
一方で湿潤治療であれば、滲出液が常にじわじわ分泌されているため、「溜まっていて澱んでいる」状況にはならず、細菌は増殖できない。
すなわち
皮膚の表面や体内にも細菌はあるが、増殖しなければ悪影響にはならない。
傷口に細菌が入るかどうかよりも、増殖するかどうかがキーポイントになります。
湿潤治療に必要なもの サランラップとワセリン だけ
アマゾンでワセリン、714円で売ってました
びっくり~!!!!ヽ((◎д◎ ))ゝ
魔法か?!
処置の手順は
1. 止血
2. 傷周りの皮膚の汚れをティッシュ等で拭き取る。
傷の中に砂やゴミがある場合は、水で洗い流す
3. 白色ワセリンを塗る
4.ラップでおおって絆創膏で固定する
4. 被覆材を1日1回以上交換する
5. 滲出液が出なくなったら治療終了
今までのはいったい何だったん?!?!?(+_+)
湿潤治療にあたり、 素人判断が危険なケースは
・刃物を深く刺した
・異物(木片、金属、魚骨など)を刺し、中に破片が残っている。
・古い釘を踏んだ。
・動物に咬まれて血が出ている。
・動物に咬まれて腫れている。
・深い切り傷、大きな切り傷。
・皮膚がなくなっている(欠損している)。
・切り傷で出血が止まらない。
・指や手足が動かない。
・指などが痺れている。
・大きな水疱ができているヤケド。
・面積が広いヤケド。
・貼るタイプのアンカ、湯たんぽ、電気カーペットなどによる低温熱傷。
・砂や泥が入り込んでいる切り傷、擦りむき傷。
・赤く腫れて痛みがある傷。
では医療処置が必要になる可能性があるため、医者にかかる必要があるそうです。
では、さっそく
わたしが実践してみます。
(*^-^)b
さて、何日で治癒するでしょう?!