●ピサロはなぜ勝利できたか


・ピサロがアタワルパを捕らえることが
 できたのはなぜか?


  ピサロ側:スペイン製の鉄剣、鉄製の甲冑、銃器、馬。
  アタワルパ側:棍棒、槌、矛、手斧、投石器、刺し子


  =ヨーロッパ人がアメリカ先住民や他民族と対決する
   際、ヨーロッパ側が圧倒的に有利な武器を持ち合わせて
   いたことが、その結果を左右する大きな要因となった。


・アタワルパはどうしてカハマルカにやってきたのか?

  内戦で混沌としていたときに、ピサロがそれを察知し
  利用した。内戦の原因は、スペイン人が持ち込んだ天然痘。
  それにより大混乱に陥り、インカ帝国が分裂してしまった。

  

  天然痘の大流行がなかったら、スペイン側は一致団結した
  インカ軍を相手にしなけらばならず、結果が変わっていた 
  かもしれない。。


  疫病は世界史のいくつかのポイントにおいて、
  その後の流れを決定的に変えている。。。


・なぜピサロがカハマルカにやってきたのか?
 なぜアタワルパがスペインにいって、
 征服しようとしなかったのか?


 ・ヨーロッパの航海術と造船術を駆使できたから。
 ・集権的な政治機構の存在。(船の建造資金やクルー
  を集めたり、船の設備を整えることを可能にする。)
 ・文字を持っていたこと。
  ペルーへの道順等の情報を口承よりも広範囲に、
  正確に、詳細に伝えられた。
 

・なぜアタワルパは見えすいた罠だとわかるような場所
 に入っていったのか?(=アタワルパを捕らえた者たち
 でさえ、どうしてうまくいったのか信じられなかった。)

 

 ・アタワルパがスペイン側の軍事力や意図について
  ほとんど情報を持っていなかったから。(読み書きが
  できないことに関係する。)


●結論

ピサロを成功に導いた直接の要因は「銃・病原菌・鉄」
である。

・銃:軍事技術
・病原菌:ユーラシアの風土病・伝染病に対する免疫、
・鉄:ヨーロッパの航海技術、集権的な政治機構、文字。
   (=今でいう産業基盤、インフラ?)


では、それがなぜヨーロッパで生まれたのか?

続く