橘木 俊詔, 斎藤 貴男, 苅谷 剛彦, 佐藤 俊樹
封印される不平等

本書は「機会の不平等」について論じている。


機会の不平等は、統計上では明らかになっているが、

社会を動かしているエリート層はそれを直視していないという。


自分がこうなれたのは実力ではなく、単に自分の生まれた環境が

良かったからということを認めてしまうからである。


誰でもチャンスはあるということを暗黙のうちの語っているのである。


しかし、現実にはそうではない。


裕福に育った人はそうでない人に比べて、良い教育を受けて、

高い収入を得る確率は高くなるだろう。


そういうことを考えると、まずは1人1人が「機会の不平等」

の存在を素直に認めることが重要である。