- デービッド マイスター, David H. Maister, 高橋 俊介, 博報堂マイスター研究会
- プロフェッショナル・サービス・ファーム―知識創造企業のマネジメント
コンサルティング会社のマネジメントに関する本はこれをおいて他にない。
プロフェッショナル・サービス・ファームは平たく言うと「プロ集団組織」。
プロ集団組織という意味だと、コンサルタント以外にも医者、弁護士、会計士等
も当てはまる。
[サマリ]
1.プロフェッショナル・サービス・ファームとは?
・コンサルティングファーム
・エグゼクティブサーチファーム
・弁護士・会計士事務所
・投資銀行(インベストメントバンク)、マネーマネージャー
・広告代理店・ITソリューション
(最近プロフェッショナルサービスファームの様相を帯びつつある)
<特徴>
●仕事の個別性が高い(オーダーメイド、オートクチュール)
●クライアントの接点で価値が創造される。
=担当しているコンサルが価値を生み出す。
2.典型的ミッション
・卓越したサービスをクライアントに提供すること
・社員に納得いくキャリアと職業的満足を与えること
・自分自身に正当に報い、かつ成長するために財務的な成功
を達成すること。
3.レバレッジがファームの性格を決める
レバレッジ高=底辺が大きいピラミッド(アクセンチュアetc.)
レバレッジ低=底辺が小さいピラミッド(エグゼクティブサーチファームetc)
・仕事が必要とするシニア・ミドル・ジュニアの人員構成とファーム
の人員構成
・両者にギャップがあれば仕事の質の低下か収益性の低下
ex)シニアが多いのにジュニアを多く必要とする仕事が多いと収益性の低下。
ジュニアが多いのにミドル・ジュニアを多く必要とする仕事が多いと質の低下。
・バランスが取れてレバレッジが高いほど、シニア1人当たりの
利益は大きくなる。
・レバレッジが高いと低昇進率と高成長率のどちらかないしは両方
が必要。
4.サービス提供領域の問題
●頭脳型、経験型、効率型、クライアントは何を買うのか?
・頭脳型
高い創造性、個人の才能、顧客はフィーに寛容。
・経験型
高い実施能力、ファームの名声。
・効率型
効率的実施体制。顧客はフィーに敏感。
アウトソーシングに近い。
・高い創造性か高い実施能力か?
・個人の才能か、ファームの名声か、効率的実施体制か。
・フィーに寛容か敏感か
・レバレッジが低いか高いか
・同じ仕事では時間と共に経験化効率化
頭脳型の仕事でも時間が経つと経験型、効率型に変わる。
・案件特性と人員構成のギャップは質の低下か利益率と社員満足度低下の
いずれかが生じる。