だから誰も救えないのです | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

出版業界33年。
営業(広告、書店、取次)から編集に至るまで、まるっと制覇!
出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
元宝塚花組トップスター柚香光さんと上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です。

 

自分の経験を元に

いま困っている女性たちを

救いたいと、

 

様々な活動をされている人、

いま、本当にたくさんいます。

 

とても素敵なことではあるのですが、

 

ほとんどの人の場合、

 

本来届くべき人には届かず

 

むしろ

 

単なる

自分本位、

 

キラキラしたいから、

 

目立ちたいから、

 

だからやっている人たち

 

に映っているということには

気づけていません。

イベントなどを開催しても、

自分のまわりで

お互い様で

参加しあっているだけなので、

 

一定の集客はできても

 

頑張っても

お金をかけても

広がりを見せないのは

そのせいなのです。

 

たとえば

ご案内されても、

 

そのLPやチラシが

「自分がやりたいだけでしょ?」

という見え方をしているので、

 

積極的に参加しよう!という

動機づけにならないのです。

 

では、なぜそうなるのでしょうか

 

まずは、

そういう活動をされている人は

 

〇〇のような女性を救いたい

女性が元気になれば

日本も元気になる。

 

日本の女性が元気になれば

地球上から戦争がなくなるんです

 

と必ずといっていいほど、

 

目をキラキラさせ、

目をウルウルさせ、

 

おっしゃいます。

 

まてまてまて。

 

だからあなたは

誰も救えないんです。

まずは、

救えるのは目の前にいる

たった一人だけ。

 

その人は何に困っているのか

その人に何をアドバスすれば

その人は問題を解決できるのか

 

そのたった一人を救うために

あなたは何ができるのですか?

 

日本の女性が

戦争がと、

どんどんターゲットと

目的を広げてしまうから、

 

誰に向けた

何の活動なのかが

まわりからは見えなくなってしまう。

 

結果として

共感を得られず、

 

ご自分たちが

目立ちたくてやっているのでしょうから

どうぞ、お好きにやってくださいまし

 

になってしまうわけです。

 

世界平和は、

ひとまず誰かにお任せしましょう。

 

 

ここでよく書かせていただく

 

本づくりの基本は

読者は誰?

何を解決するための本?

 

そう、活動も本づくりも

ビジネスも、結局はベースは同じ。

 

コンセプトを広げてしまうと、

ターゲットには届かないのです。

 

おそらく、

誰のための

何のイベントなのか

 

コンセプトが定まれば、

 

LPやチラシに入れる文言も

変わってくるはず。

 

多くの人は、誰かの役に立ちたいと

思っています。

ただ自分で起ち上げて

自分で行動することは難しいので、

 

誰か、やっている人に

賛同できればなと思っている人だって

たくさんいるはずなのです。

 

その多くの人の

心をつかみ、応援されるためには

 

自分がキラキラしたいだけでしょ?

と見られたら

そこでアウトなのです。

 

本気で誰かを救おうと

思っているのであれば、

 

まずはたった一人を救ってあげてください。

 

そのたった一人が

また一人、

また一人と

増えていくはずです。

 

その結果、

たくさんの女性が元気になって

世界平和へ繋がるかもしれません。

 

 

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