Bed Time Story……



~溢れる想い②~



今までの寂しさを埋めるように、私は総司さんの全てを求める


(もっと…もっと欲しい……まだまだ足りない……)


何度も何度も啄むように…
角度をかえ、舌を絡めあい…息もできないほどに深く……


「…はぁ、はぁ……」


息を乱しながら、総司さんを見つめる―――



「……今日は積極的だな」

「……総司さんの、せいです……」

「ふっ、そうか……」

「……今は……私のことだけ………他のことは……あっ……」


再び唇が重なり、言いかけた言葉を奪われてしまう……



「…ああ、楽しませてくれ……マリア……」


目を細め、私を見つめる総司さんの瞳は……
『楽しませてくれ……』その言葉への答えを導くかのように、艶っぽく光っていた


私は総司さんのパジャマのボタンをゆっくりと外していく……

総司さんも同じように、私の胸元のボタンに手をかけた


お互いの肌が露わになると、私はゆっくりと総司さんを押し倒すように上に重なり、
胸元に唇を這わせた

均整のとれた、その逞しい胸を上から下、右から左へと隅々まで口づける
すると総司さんは、時おり小さな吐息を漏らした


(…私を……感じてくれているの……?)


それがとても嬉しくて……


(もっと、感じてほしい…もっともっと、気持ちよくなってほしい……)

(もっと(私を)、感じてほしい…もっと、もっと(私が)気持ちよくしてあげたい……)



そんな想いがとめどなく溢れてくる……


私は胸元に這わせた唇を、ゆっくりと下へとおろしていった―――






≪③につづく≫