Bed Time Story……



~溢れる想い①~



いつものように寝室のドアを開ける…

そこには―――

先にベッドの背にもたれて、本を読む総司さんの姿があった

本を見つめる真剣な眼差しと、ページをめくるその指先の所作は……
いつみても綺麗で…私はその姿につい見惚れてしまう


(あっ……)

私の気配に気づいた総司さんが、本をパタンと閉じた


「……いつまでそこに立ってるつもりだ?」

「えっ…あ、、いえ……」

「ほら……」


総司さんは、本をサイドテーブルに置くと私に向かって手を伸ばす
私は小さく頷きその手をとると、総司さんの隣に腰を下ろしベッドの中に脚を入れた


総司さんはすぐに私の肩に腕を伸ばし抱き寄せ、自分の腕の中に私を閉じ込めた


「久しぶりだな……起きてるお前を抱きしめるのは…」

「……ええ、そうですね…」


総司さんは、ここ最近…仕事で帰りが遅く、私が寝た後の帰宅が続いていた
朝も、いつもより早く出かけていたし……

総司さんと触れ合う時間がなくて、少し寂しさが募っていた


「…もう、大丈夫なんですか? 新規のプロジェクトは…」

「ああ、だいぶ軌道にのってきたからな…あとは優秀な部下に任せれば大丈夫だ」

「…よかった」


私は、心からホッとして、総司さんの腕の中で大きく息を吐いた


「………」


私を抱きしめる総司さんの腕に力が込められる


「……寂しかったか…」

「えっ……」

「……聞かせてくれないのか…」

「…そ、そんな……こと…………知ってるくせに……」
「そ、総司さんはどうなんですか?」

「オレか…?」
「オレは……」


私を抱きしめる手が緩み、顎に手が添えられ上をむかされると、唇が塞がれた


「…んっ……」


総司さんの舌が滑り込み、すぐに私のそれに絡ませる


「んんっ……」


噛みつくように、執拗に絡みつく熱い舌に口内をかき乱されながら…
今まで我慢していた想いに火が点いたように、しっかりとそれを受け止めながら、
私もまたその熱を求め続けていた

次第に思考がぼんやりとしてくる

やがて、唇が離れても…
私は総司さんから目が離せずに、熱を帯びた瞳で見つめていた


「……誘ってるのか?」

「……だって、ずっとこうしたかった……」
「総司さんが疲れてるんじゃないかと思って、ずっと我慢してた…の」
「総司さんに触れたくても、ずっと……」

「マリア……」

「……今日は…我慢しなくてもいいですか…」

「……ああ」


私は、総司さんjの首に腕を絡ませて自分から唇を重ねた―――






≪②につづく≫






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こんばんは~!


総司さんのバレンタインが、あまりにも良すぎて……
その後遺症で……
脳内を総司さんが半分埋め尽くしている状態が続いているのですが……

Bed Time Story…妄想ちうですwwwwww

今回はちょっと……
ヒロインキャラ、思いっきり崩壊する予定ですので、別ヒロインだと思ってご覧くださいね!