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期間限定☆有馬志信とバレンタイン
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⑦
~プレミアエンド~
「ラッピングもこれでよし、と……」
片付けも終わり、全ての準備が整った時、扉が開く音がした
「……志信さん!」
「準備できたか?」
「はい、終わったところです」
ニッコリ微笑む私の手元を見て、志信さんの表情も緩む
「…それは、オレにか?」
「はい」
包みを渡すと、瞳を細めた志信さんにそっと頭を撫でられる
「ありがとうな…」
「今日のためにずっと準備してくれてたのか?」
「はい、いろんな人に協力してもらっちゃいましたけど…」
「そうか……それじゃあ、早速出かけるぞ」
「へっ?」
てっきりすぐにチョコを食べてくれると思っていたせいで、拍子抜けして思わずマヌケな声を漏らしてしまった
「今すぐにお前のチョコを味わいたいところだが……お前にも早く見せたいものがあるんだよ」
「私に? …見せたいもの?」
「ああ、オレだって…お前に何も用意してないわけないだろ?」
「…オレたちはお互いに、内緒で準備してたってわけだ」
「志信さん……」
目を見張った私の手を引き、志信さんはとある場所に向かった
到着したのは……
志信さんが『バレンタインイベントの準備をしている…』と言っていた、別店舗だった
「あれ?……今日はこの店でもイベントやっているはずじゃ……?」
「ああ、やってるよ」
「お前のためだけの、特別イベントだ」
「……・なっ!」
進んだ先で待ち構えていたのは……一組分だけ用意されたディナーテーブルだった
「嘘……こんな……・」
普段、店にはおいていないはずのアンティークのテーブルには、私が好きだと言った色のクロスがかけられ、一緒に買い物に行ったときに見つけた、フラワーアレジメントが飾られていた
「今日はお前のためだけの、バレンタインディナーを用意した」
「ゆっくり、堪能してくれよ?」
「す、すごい……」
(ここのところ志信さんが忙しかったのって……全部、私のためだったんだ…)
用意されたサプライズに感動していると、志信さんがそっと腰を抱いてテーブルまでエスコートしてくれた
「どうぞ、こちらへ…」
普段とは違う、ことさら丁寧な口調で言われ、椅子を引くその美しい所作にドキリとしてしまう
(こんな志信さん、初めて……)
テーブルにつくと、志信さんが料理を運んでくる
まるで、お姫様にでもなったかのように感じる
「ハッピーバレンタイン!」
シャンパングラスをチンッと会わせる音が響き、二人だけの、特別な夜が幕を開けた ――
「すご~く美味しかったです!」
「…志信さん、料理も上手なんですね」
「お前の口に会ってよかったよ」
「でも、これで終わりじゃねぇからな…」
「え……!?」
志信さんは意味深な笑みを浮かべ席を立った
厨房から戻ってきた志信さんは、デザート皿を手にしていた
「バレンタインにはやっぱりチョコが必要だろ?」
「わぁ…おいしそう!!」
お皿には、フォンダンショコラが一つだけのっていた
「……志信さんは食べないんですか?」
「オレにはもうあるだろ?」
「あ……」
そう言いながら、志信さんは私の上げたチョコの包みにそっと唇をつけた
「…じゃ、じゃあいただきます」
その仕草にドキッとしてスプーンを手に取ると、伸びてきた志信さんの手がやんわりとそれを止める
「待て、オレが食わせてやる」
「……えっ」
志信さんはゆったりと微笑み、フォンダンショコラを一口すくったスプーンを……
当たり前のように私の口元に差し出した
「ほら…」
「……いただきます」
緊張しながら口をつけると、志信さんが愛しむように瞳を細めて微笑む
「うまいか?」
「…はいっ、とっても……」
「そりゃよかった」
「……じゃあ、オレも…」
志信さんは丁寧に包装を解くと、私の作ったチョコを口に放り込んだ
「…へえ、ラフロイグか……」
驚いたように一瞬目を開き、その口元にはすぐに笑みが浮かべられる
「甘すぎなくて、酒を飲むみたいにいくらでもイケそうだ」
「よかったぁ……」
志信さんの好みのチョコレートを作ることができて嬉しく思っていると、突如、志信さんが満面の笑みでテーブルに身を乗り出した
「…・あの?」
「そういや、そっちの味見がまだだったな…」
「あっ!!」
頭を引き寄せられ、あっという間に唇を奪われてしまう……
口の中でフォンダンショコラの甘さと、志信さんの食べたビターなチョコの風味が混ざり合う
(どうしよう…なんだか、クラクラする)
「少し甘すぎたか?」
「う~ん、よくわかんねぇな……もう一口」
上唇を甘く噛まれ、開いた瞬間に舌先が入り込んだ
深く求められたキスのせいか、それとも……
チョコに入っている洋酒のせいか……
角度を変えて何度も唇を合わせるうち思考がぼんやりとしてくる
「志信、さ……」
「おい、まだ寝たりするなよ?」
クスッと笑みを零し、向かいに座る志信さんが立ちあがる
ぼんやりその姿を見つめていると、志信さんに抱き上げられた
「そろそろオレの、デザートタイムだ」
「……バレンタインは、これからが本番だろ?」
耳元で囁かれる言葉に、とめどなく胸の高鳴りを覚え……
チョコの香りに包まれながらまだまだ続く甘い甘~い時間に酔いしれたのだった―――
![noname~18.gif](https://stat.ameba.jp/user_images/20130217/16/mmsr1842/a8/e5/g/t02200110_0240012012423453941.gif?caw=800)
~プレミアムエンド fin~
イケない契約結婚
(C)Arithmetic
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志信さん、プレミアエンド……
甘かった~~
デザートタイムはこれからだ…って……(//・_・//)
とっても、気になるんですけど?
続きないんでしょうか??
妄想だけが…膨らんでしまいます(///∇//)
でも、志信さんって……
料理やお菓子まで作れちゃうんですね~~
凄い!!
ということで、イケ契期間限定バレンタイン!
総司&志信が無事終わりまして……
ちょっと一言、ご挨拶!!
時季が外れてしまったにもかかわらず、たくさんの方にお付き合いいただきまして
ありがとうございました!
今回のこのイケ契記事をきっかけに、新たにイケ契ファンが増えてくれたみたいで…
と~~っても嬉しく思ってます!!
また、時間があれば…ぜひお立ち寄りくださいね~~!!