②はこちら…★




期間限定★新年パーティー★有馬とパーティー三昧




新店舗で行われる新年パーティーで…

有馬の怪しい噂を耳に!

冬太から聞かされたその話は真実なようで…?


新店舗で開催されるパーティー、新年は嫉妬で始まる!?




                       




 ~ノーマルEND~



「あの……まさかとは思いますけど、ルカさんってもしかして……女性ではなくて……」

「ああ、コイツは男だ」
「見たらわかるだろ、それぐらい」

(や、やっぱりそうだっやんだ……っ!)


あっさり言い放たれた言葉に、全身からサァーっと血の気が引いていく感覚を覚える


「そんなにハッキリ言わなくてもいいのにぃ~」

(…男性って聞いても、やっぱりそう見えない……)

「……何よ?」

「いえ…すごくキレイだから、男性だなんて言われても信じられなくて……」

「まぁ! なんていい子なの!」

「お、おい!」

「きゃっ……!」


あっという間に、ルカさんの腕の中に閉じ込められてしまうと、志信さんが鬼の形相でルカさんから私を引き剥がす


「お前、もしかしてオレとコイツにヤキモチ妬いて機嫌悪かったのか?」

「……そうです…」

「はははっ、可愛いやつだな」

「………」


私は、堪えきれず笑いだす志信さんの前で、肩をすくめることしかできない


「この店舗を借りる時、ここのビルのオーナーに条件を出されたんだ」
「トラブルだけは絶対に避けたいから、しっかり店を管理できる店長を見つけることが第一条件だってな」


事情を知らない私に、志信さんが笑みを湛えたまま説明してくれる


「この仕事を始めてからの付き合いで、信頼もおける…おまけに仕事っぷりも文句もなけりゃ、腕っぷしもいい…」
「この店を任せるには適任じゃねぇかと思ってコイツに声をかけたんだよ」

「…そうだったんですね」



無意識に視線を向けると、ルカさんと目が合った



「志信ちゃんって、私のタイプだったのよ……昔は、ね」

「え……」

「お前何言ってんだよ、気色悪い」

「あら失礼ね、私だって願い下げよ」
「私はねぇ、プレイボーイがタイプなの」
「…奥さん一筋って感じの今の志信ちゃんになんて、興味なくなっちゃったわ!」

「そりゃ、どーも」



軽口を叩きあう 二人のせんゆうのような雰囲気に、思わず笑みが零れる



「まぁ、志信ちゃんがまた昔のように戻るって言うなら……男として見ちゃうかもしれないけど…ね?」

「えっ……そ、それは困りますっ」

「何ふざけたこと言ってんだよ」

「あっ……」


不意に肩を抱き寄せられ、そのまま志信さんに寄りかかるような体勢になる


コイツがいる限り、今の俺のままだ」
「残念だったなぁ、俺みたいに、こんなイイ男にフラれちまってよ」
「俺以上の男なんて、なかなか見つからねぇぜ?」


そこまで言うと、志信さんはおもむろに私の耳元に唇を寄せた



「まぁ、そんな俺は全部お前だけのものだけどな」

「……っ」


抱き寄せる腕に力が込められ、それに比例するように私の鼓動も早まっていった……






≪グッドENDにつづく≫





イケない契約結婚
(C)Arithmetic






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志信さん……甘~い~
もう、こんなセリフ…志信さんしか言えないって感じで、志信さん全開!!

ノーマルENDにしては、かなり満足な仕上がりです!

「俺以上の男はなかなか見つからない」とか、
「俺は全部お前のものだ」とか…

歯の浮くようなセリフも、志信さんなら許せちゃうっ!
あ~囁かれた~い…

人目をはばからずにキスしたり、抱きよせたり…
志信さんの独占欲も健在だし…

「ヤキモチ妬いたのか?」って聞かれて。「そうです…」と答えるヒロインもGOOD!


今回は、GE,PEも期待できそう…( ´艸`)