②はこちら…♪



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期間限定☆有馬志信とX'mas Fantasy!





             









「志信さん……」


先を歩く二人の背中を見つめ、小さな声で志信さんの名前を呼んだ


「ん? どうした?」


さっき感じた小さな違和感は、今は全く感じずに……
普段通りの志信さんがいた


「……私、何かしましたか?」

「…は?」

「……総司さんたちと話しているとき、志信さん機嫌が悪そうに思えたから……」



視線を上げるのが少し怖くて、思わず足先へと落とす



「あの時は……少し嫉妬しただけだ」

「…え?」

「だから、嫉妬したんだよ…」
「……あの二人に…」



①困ったように微笑む
②頬が熱くなる
③視線を合わせる



志信さんの言葉に、頬へ熱が集まり顔が赤くなるのが分かった
恥ずかしくて、一度は上げた視線をそらした

綺麗な指先が、私の髪を梳かすように撫でる
スルリと降りてきた指は、そのまま頬を撫で、離れていった


「志信さん……っ」


撫でられた頬が熱い



「……そんな可愛い反応するな、我慢できなくなるだろ?」

「え…?」



意味深な言葉を残し、志信さんは深いw身を浮かべたまま、一歩を踏み出した
前を歩いていた二人の背中は、もう見えなかった……



「…遅いですよ、二人とも!」

「いいだろ、これくらい……少しは気を遣えよ、十真」

「だから、先に行ったんですよ、……手なんか繋いじゃってさ…まったく……」



たくさん並んだ食事とデザート
それを囲うように人垣ができていた



「少しは俺たちの身にもなれよ、志信…」


いち早く私たちに気づいた十真くんは、ニヤニヤと笑い、総司さんは呆れたようにため息を吐いた



「仕方ないだろ、今日はマリアのためのクリスマスなんだからな」


二人へ視線を送り、志信さんが言いきった


「ったく……志信がこんなことをするなんてな……」

「まあ、マリアさんも負けてないでしょ、………志信さんを想う気持ちは…」

「そう見えるか?」
「……そうなら嬉しいけどな」



十真くんの言葉に気を良くした志信さんは、私を覗き込むように身を屈めて呟いた



「……それで?」
「本当のところはどうなんだよ、マリア」

「えっ!?」
「え…えっと……」


「教えろよ」

「うっ…」



総司さんと十真くんの視線……
そして何よりも、志信さんの視線が突き刺さったまま離れない……



「……今、言わないと駄目ですか?」

「ああ」



ハッキリと返事を返す志信さんを見て、諦めるように苦笑した



「……十真くんが言ったとおりです」
「私は……志信さんがいないと駄目なんです……きっと、何もできなくなっちゃうと思うから……」


「マリア……」



小さく私の名前を呟くと、志信さんは顔を背けてしまった
髪の隙間から見える耳が……赤い……



「志信さん…?」



顔を覗き込むようにすると、手で止めるように合図をされる



「……はあ、それ言っちゃうのか、凄いな……」

「ああ、志信が照れるのも、仕方ないな……」






≪④プレミアムエンドにつづく≫






「イケない契約結婚」
(c)Arithmetic






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さて、次はいよいよ…PEですが……

志信さんも、総司さんと同様、あまり濃厚なのは期待できそうにありませんね~

なんてったって、場所が志信さんのお店だし……
総司さんと十真くんもいるし……

イチャイチャ度は、総司さんにも負けず劣らずですが……

淡~い感じで、いってみましょ~!!