「眠らぬ街のシンデレラ」(妄想小説)



ハッピー・ハロウィン②…影山未来






「ねっ、ちょ、ちょっと…未来くん!?」



未来くんは、ベッドの上に優しくそっと私を下ろした


そして私を見下ろすと、



「マリアちゃんが、いけないんだからね?」

「ぼくは、かぼちゃお化けで我慢したのに……」

「……あんなことするから…」


「え?」


「ホントはね、ドラキュラになって……」


「ひゃ!」



未来くんは私の首筋に顔を埋めると、ガブっと噛み付いた



「後はね、狼男になって……」



そう言いながら、私のブラウスのボタンを外していく

そして、露わになった胸に顔を近づけ、舌を這わせた


「あ…っ……ん…」


思わず私の口から、甘い吐息が零れる



「マリアちゃんを食べちゃおう…って、思ってたんだけど……」

「……我慢してたんだからね?」


「……ど、どうして我慢するの…?」



私の問いかけに、未来くんはきょとんと、驚いたような顔をした



「どうして?って……」


「だ、だって私…未来くんに食べられちゃうんなら、全然イヤじゃないのに……」

「どっちかって言ったら、食べられちゃいたいかも……」



私は少し照れながら、目を逸らしたまま答えた



「…………」


少しの沈黙が続く…



(私…変なこと言っちゃったのかな……?)

(ちょっと……大胆すぎた?)


私は、恐る恐る逸らしたままの視線を、未来くんへと戻した


すると未来くんは、優しい顔で私をジッと見つめていた


顔がカーッと熱くなっていく…… 



「………っ」


「ふふっ、マリアちゃん、自分で言ってなんで赤くなってるの?」


「だ、だって……」


「もう、ダメだからね…?」


(だ、ダメって……なにが?)



その時、未来くんの瞳がキラリと妖しく光った…


(…ような気がした)

(な、なんだろ? 見間違いかな…?)



「マリア……誘った責任は、ちゃんととってもらうからね…覚悟はいい?」


「えっ?」

(……い、今…マリア……って…・!?)


「み、未来…くん…!?」



未来くんは、不敵な笑みを浮かべながら服を脱ぎ始める…


私はその光景から、目が離せずにジッとしたまま、

未来くんを見ていることしかできなかった


服を着ていると華奢に見えがちな未来くんだけど、こうやって見ると

程よく筋肉質で、綺麗な身体をしている未来くん…



(き、綺麗……)



私は思わず、ゴクリと唾を飲み込んだ


そして、そんな私の様子を楽しんでいるかのように、

未来くんは、ゆっくりと私の上に覆いかぶさってくる



「……あっ…」


ベッドが沈むと同時に、唇が塞がれた



「んん…っ」


すぐに未来くんは舌を滑り込ませ、私の舌に絡ませる


「んっ…ふっん…んんッ…」


くぐもった声にならない声が、私の口から零れる



「ふふ、そんな声だして……気持ちいいの?」

「マリアは…いつからそんないやらしい子になっちゃったのかな?」


(み、未来くん……? いつもの未来くんじゃない…!?)



「それに、いつからこんな煽り方、覚えたのかな?」


「そ、そんな……知らないっ…あっ…」


未来くんの手が、私の中心に触れた



「ふふっ、また……そんな声だしちゃって……マリアちゃん可愛い…」

「でも、そんな可愛い声出してもだめだよ」

「…今日は楽しい楽しい、ハロウィンなんだから……」


「た~っぷり、悪戯してあげるから!」

「ね!マリアちゃん!!」



(え? み、未来くん……?)


あどけなく笑う未来くんは、いつのまにかいつもの未来くんに戻っていた



(でも…さっきの未来くんは……?)


私は、不思議に思いながらも…

未来くんの与えてくれる悦びの夜に、時の経つのも忘れるほど酔いしれ……

何度も何度も未来くんを肌に感じ、深~い快楽の闇に沈んでいった





『Trick or Treat ?』

お菓子をくれないなら、悪戯しちゃうぞ?




でも、私は……


『Trick and Treat and ……』

お菓子も悪戯も、そして未来くんも…欲しいから……

ぜ~んぶ、ちょうだい!




Happy Halloween……ハロウィン   ~fin~





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未来の一言…


あ~危ない、危ない…

もうちょっとで、僕の本性マリアちゃんにバレちゃうとこだった…!


いづれ、バラしちゃうつもりだけど……

もう少しだけ、黒未来は隠しておかないとね!


フフ……

その時が楽しみだなあ~~


未来




゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚




マリアの一言…


今日の未来くん…少し変だったけど…

でも、なんかいつもよりドキドキしちゃった~


いつもより妖艶で、艶っぽくて……

マリア…って呼ばれた時はもう…心臓破裂するかと思った~


それに、あんなことまで……(//・_・//)

はあ~凄かったな~~


でも、たまにはこんな未来くんもいいかも…


マリア




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と、いうことで……


初未来完了~~です!



まあ、仕上がりは置いといて、結構楽しかったですo(^▽^)o


でも……

未来くんになってるんでしょうかね~?

ヒロインも、キャラ崩壊しまくちゃってるみたいですが…(;^_^A


そこらへんは、大目に見てやってください…

なんにせよ、初未来、無事書きあげることができて、ホッとしてます!


未来Loversの方、楽しんでいただけると嬉しいんだけど……



最後まで読んでくださり、ありがとうございました(^-^)ノ~~