【眠らぬ街のシンデレラ】(妄想小説)
冷たい雨のふる夜に…① (廣瀬遼一)
~マリアside~
「はぁ~疲れた~」
毎月のことだけど、締切り前の1週間は…
つい、この言葉が零れてしまう…
私は今日も、仕事を家に持ち帰り記事をまとめていた
「くしゅん…」
急に肌寒さを感じ…身震いする
気づけば、窓の外からは雨の音が聞こえてくる
「やだ…雨ふってるんだ…寒いはずだよね…」
今の時季に降る雨は、一雨ごとに寒さが増してくる…
私はカーディガンを羽織ると、もう一度PCにむかった
「…クシュン………」
(…遼一さん……大丈夫かな?)
私は壁のカレンダーに目をやった
(あ、確か…明日は▲▲社の原稿の締切りのはず……)
(じゃ、今夜は遼一さん……徹夜かも……)
「遼一さん…風邪なんかひいてないかな…?」
(…ちょっとだけ、ちょっと声を聞くだけ、だから…いいよね…?)
私は、無理矢理自分を納得させると、携帯を手にした
~遼一side~
俺は連載2本の締切りを翌日に控え、最後の追い込みに入ろうとしていた
時計の針はすでに24時を回っている
いつものことだが……今夜は徹夜になることを覚悟する
ひと息つこうと、リビングに向かいコーヒーメーカーをセットした
コポッ、コポッ…コポッ……
コーヒーのいい香りが、リビングに広がってきた
「ん?」
気づくと、いつのまにか窓の外に雨の音が聞こえる
「秋雨か…どうりで、冷えるわけだな…」
ブルッと身震いがし、俺は甚平に上着を羽織ると、
コーヒーを飲み干した
書斎に戻ろうかと思ったその時、
ふと、アイツの顔が頭をよぎった
(マリア…風邪なんかひいてないよな…?)
(…脱稿、一週間前か、一番忙しい頃だな…)
必死に記事をまとめているアイツの姿が浮かんでくる
(ふっ、眠気覚ましに……)
そう思うが早いか、俺はアイツの番号を呼び出していた
≪②につづく≫
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
遼一Loversのみなさん!
(そうでない方も…)
こんばんは~~(*^ー^)ノ
いや~朝晩、めっきり寒くなってきましたね~~
こちらは今日は日中から雨が降っており…
肌寒い1日でした
本当に今からの雨は…寒さを運んでくるというか、
シトシトシト…と降り続きますよね、秋の長雨……
寒いな~暖まりたいな~等と考えていたら…
なぜか、遼一に温めてもらおうかな~等と思ってしまい…
またまた、思いつきで書き始めてしまいました……
ENDが、まだ全くの未定なのですが…(;^_^A
寒い夜にあったまれるようなお話にしていきたいと思ってますので、
よろしければお付合い下さいね!