期間限定★ハロウィン イベント
白金総司とハロウィンパーティー
私は踏みとどまることができず、総司さんの膝の上に乗っかってしまった
× × × ×
①キスをする
目をつむって、総司さんにキスをした
けれど、その感触は唇からは遠く、思わず目を開けると
私は総司さんの頬にキスをしていた
「…わざとか、それとも普通に間違えたのか……」
「ああ、えっと……」
「まぁ、今日のところは これで許してやる」
× ×
②頬にキスをする
やっぱり唇にキスをするのが恥ずかしくて、総司さんの頬にキスをした
少しだけ総司さんが、拗ねた顔をしているのが見えた
「ここまでやっても、自分からじゃ駄目か?」
「ごめんなさい……やっぱり、恥ずかしくて……」
「自分からキスぐらいできるようにならないとな」
× ×
③目を瞑る
(やっぱり……自分からなんて……)
何もできずに目を瞑ってしまった
「少しは……自分から求めたらどうなんだ?」
「総司さん……」
× × × ×
くっ、くっ、くっ、と喉を鳴らしながら私を抱きしめる総司さんは、とても優しい顔をしていた
次の日は、朝から大忙しだった
ただ、なんだか少しだけ結婚式みたいで…楽しくもあった
「ずいぶん 楽しそうだな」
「はい、こういうのって、なんだか嬉しくって」
「とりあえず、次は美容院だな」
「俺は今からちょっと会社に寄ってからくるから、先に行っててくれ、夕方に迎えに行く」
「わかりました」
美容室は会員制のところで、
どうやらこうなることを見越して、総司さんが予約をしていてくれていたらしい
「白金さま、お連れの方が来るまでサロンでおくつろぎ下さい」
「お飲み物もご用意しておりますので」
(……さすが、会員制…)
「はい、ありがとうございます」
「あれ? マリアさんじゃない?」
サロンに案内してもらうと、そこには見慣れた人が椅子に座っていた
私はその姿を見た途端に、思わず身体が硬直してしまう
(ま、真澄さん……!?)
「そんなところに立っていないで、せっかくだから一緒にお茶しようよ」
(どうしよう……)
× × × ×
①いえ、大丈夫です
「いえ、総司さんがすぐに来るので結構です」
「はぁ、また総司か……」
「まあ、それでも俺は別にいいんだけど」
× ×
②待ち合わせなので…
「待ち合わせがあるので、遠慮します」
「なんだ、つれないな…」
「まあ、でもそれはそれでいいよ」
「そいつが来るまで、一緒にお茶できればいいし」
「困ります」
「へぇ、少しは学習するようになったんだね」
× ×
③少しだけなら…
(少しだけなら……でも、また総司さんが心配するだろうし…)
「ごめんなさい、待ち合わせしてるので…」
「あ、でも、今少し迷ったでしょ? 俺とお茶するの」
「そんなこと……ないです」
× × × ×
真澄さんから離れた席に座る
けれど、近くに真澄さんが移動してきて座りなおした
「つれないなぁ…」
「せっかくこんなところであったんだから、仲良くしなきゃ」
「僕達は他人じゃないんだから……」
「………」
ニヤニヤと笑いながら、真澄さんが私へと手を伸ばす
私はその手を避けることもできずに、思わず目を瞑ってしまった
「ははは、やっぱりイジメ甲斐があるね」
「総司なんかには、もったいない…」
「ねえ、今からでも俺に乗り換えない?」
「お断りし……」
「断る」
それだけは譲れないと、断ろうと口を開いた瞬間、総司さんがやってきた
「総司さん!」
「…っち」
「またお前か……こんなヤツほっといて、行くぞ、マリア」
「あ、はい」
急いで席を立とうとすると、真澄さんが素早く私の手を引いて引き留める
「真澄、離せ」
「まだ、俺の話が終わってないんだよ」
「そんなの関係ない、こっちには予定があるんだ」
「彼女に関しては、随分と余裕がないんだね?」
「…真澄さん、急いでるので離してください」
私は掴まれた腕を振り解いた
「総司さん、行きましょう?」
「そうだな」
「まぁ、今日は俺もこれから予定があるから…いいか」
「またね、マリアさん!」
そう言うと真澄さんは、すんなりとその場を去って行った
≪③につづく≫
「イケない契約結婚」
期間限定★ハロウィンイベント
(C)Arithmetic
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総司さんのハロウィンイベントも、順調に進んでいるところなのですが…
で、でた~~~
またまた、性懲りもなく、真澄の登場!?
ホント、しつこいですよね~~
っていうか、真澄の方こそ学習してないんじゃない??
ヒロインちゃんは、今回ちゃ~んと学習してましたけど…(o^-')b
でもって、お約束のところで総司さんの登場!!
この展開って…
いつものパターンだよね~って思ってしまう私……
最後やけに素直に去っていった真澄も……
まだまだ一悶着有りそうだし…
と、いうことは…
やっぱり最後は、PEで甘々かな~と( ´艸`)
期待しちゃいます!