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白金総司と「お月見!」




~ノーマルエンド~





総司さんは、私を優しく抱きしめてくれた

彼の温もりと安心感から、私はいつのまにかそのまま眠ってしまった……



「ん……」


「なんだ、目が覚めたのか?」



目が覚めると私は、車の中でブランケットをかけられて横になっていた


そして、いつもの車ではなく、なぜかワンボックス車に乗っていた



「総司さん……ここは?」


「もうすぐ京都に着く」


「先にホテルにチェックインをするから、そこでお前はもう少し身体を休めておけ」

「……夜は長いからな」


「総司さん、大事な商談があるって……」


「ああ、夕方までには終わるだろう」


「それじゃあ、月見祭りは……」


「それは無理だ」



当然とばかりに、きっぱりと言い切られ、楽しみにしていただけに残念でならない…


けれど、総司さんは、そんな私の顔を見ると、すぐに表情を柔らかくした



「だが、京都でも同じ月見祭りがあるから、今日はそこで月見をしよう」

「何も東京の月でなくても、お前と見られるなら俺はどこでも構わないし」


「俺はお前との約束を破るつもりも、仕事をおろそかにする気もない」


「総司さん……」


「どうせまた、真澄が余計なことでも言ったんだろ?」

「お前は本当に懲りないヤツだな、少しは疑うことを知れ」


「うぅ……すみません」


「まぁ、いい…今は休んでろ」

「今日の夜は長くなるだろうからな……」


「……はい」




次に目が覚めると、そこはホテルのベッドの上だった


テーブルの上には、『午後6時に迎えに来る』 という書置きが残っていた




「やっと、起きたのか?」


「え!?」


「このままずっと寝ているつもりなのかと思ったぞ」


「えっと、今何時ですか?」


「五時前だ」


「ほら、時間がないぞ、起きたならさっさと支度を整えろ」


「あと30分もすれば、着付け師が来るぞ」

「せっかく京都で月見祭りをするんだ、着物ぐらい着てもらわないとな、……情緒がないだろう?」


「そ、それはそうですけど……着物なんて……」


「俺の忠告を聞かなかったお前が悪いんだろ? 真澄の言葉にまんまと騙されるなんて……」

「俺のリクエストぐらい聞いてくれてもいいだろ?」


「(それを言われると……)……はい」





老舗の料亭に到着すると、個室の座敷へと案内された



円状の障子が微かに開かれていた

そこから、青白いまん丸の月が顔を出す



「わぁ……」


「なかなかいい風景だろう?」

「今日は、お前が晩酌するんだぞ」


「わかりました」



バタバタした一日だったが、私たちは十五夜のこの日、静かに月を見つめあった







≪グッドエンドへつづく≫



 ―ノーマルエンド― ~fin~







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はい、やっぱりノーマルエンドって感じですね~~(^▽^;)


……にしても、ちょっとストーリー展開が強引過ぎるというか……




ちょっとね~総司さんって、鉄人!?

東京から京都に運転してきて、すぐ仕事でしょ?


そして、そこから夜はお月見って……


いつ寝たの?って、つい思っちゃいましたよ。


マリアちゃんはその間、車でも、ホテルでもずーっと寝てるだけだし……

夕方5時まで寝てるって、寝すぎじゃない?


着物ぐらい喜んで着てあげなさいよ!

総司さんのリクなんだからさ~

いいばっかりじゃない?って、思うんだけどね~



な~んて、突っ込みどころ満載のお月見イベですが……



次はグッドエンドにいきたいと思いま~す(o^-')b