こんばんは~!


いつも、イケ契レポを読んでくださり、ありがとうございます!


自分の備忘録がきっかけだったのですが、たくさんの方に楽しみにしていただいてるようで…

とても 嬉しく思っているマリアです!


白金総司:続編も中盤に差し掛かってきたところですが、いや~どうして、一難さってまた一難というか…

いろいろ起きますね~


今回の喧嘩は、写真のモデルさんとの現場を目撃して、実家に戻っちゃたわけですが…

その後、総司さんが公園で謝って…

でも、素直になれなくて…

そうしたら今度は買収計画が発覚して、真澄に襲われたところを助けてもらって…

それで、なんとなく仲直り…した感じになっているみたいなのですが…



「こんな仲直りはどうかな~」と、ちょっと私なりに、もう一つの仲直りシーンを妄想しちゃいましたので…

(けっこう自分では気に入ってるんですが…)

(白金総司、初妄想なのでちょっとキンチョーですが…)



もし、よろしかったら(下記の事項に同意していただけたら)、お付合い下さい…( ´艸`)



※ 完全な自己満足妄想です。

※ キャラ崩壊等あるかもしれません。キャライメージを崩したくない方は、絶対読まないで下さい。

※ 実際のストーリーや、(C)Arithmetic さんとは、一切関係がありません。

※ 苦情・批判は一切受け付けません。




以上のことをご理解いただける、心の広~い方のみ、ご閲覧下さいね。







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「イケ契」番外編:仲直りの行方…





あの日から…


総司さんが、他の女性と一緒にいるところを偶然見かけてしまったあの時から…


もうすぐ一週間になろうとしていた…



あの日私は、総司さんに酷い言葉を浴びせ、差し伸べられたその手を振り切って実家に戻った






━─━─━─━─━─




「公私混同はするな」


と言う、総司さんの言葉により、あの日以降も通常業務は滞りなく行っていた




今日も重苦しい雰囲気の中、執務室にはPCを叩く音と、事務的な会話のみが行き交っていた


「今日の予定は?」


「はい、14時より○○商事との打合せ、16時に××様がお見えになります。18時から△△様との会合が…」


相変わらず、とてもハードな分刻みのスケジュールだ


でも、そのおかげで仕事中は余計な事を考えずに済むし、仕事以外の会話も…

お互いに、あの日のことを口にすることはなかった…



私は、ここ最近いつもしているように、総司さんに背を向け、総司さんから一番離れた席で、会議資料のデータを整理していた


パチパチパチ…カチカチ…

PCを叩く音とマウスをクリックする音だけが響く…



すると突然、PCの画面にメールの着信を知らせるアイコンが現れた


(……? 誰だろう、珍しい…)


届いたメールを確認すると、


《昼の予定は? 一緒にどうだ?》


(そ、総司さん!?)


すぐ後ろにいる総司さんからのメールに、私はすぐにでも振り向きたい衝動にかられながらも、動揺を隠すように静かに息を吐いた


《…あいにくですが、あまり食欲がなくて、簡単に済ませるつもりでしたので…ご一緒できません》


【送信】カチッ…


私は、事務的に返事を返した


すると、すぐにまたメールが届いた


《大丈夫なのか? 顔色が優れないような気がしたが…ちゃんと眠れてるのか?》


私のことを気遣う内容のメールに、喉の奥が熱くなってくる


《大丈夫です》

《………総司さんは?》


【送信】カチッ…


《眠れないな…ちょうどいい抱き枕がないからな…》


(なっ、総司さん……)


私は、喉の奥からこみ上げてくるものを必死で堪える


《お食事は…?》


【送信】カチッ…


《外で済ませてるが…そろそろ飽きてきたな…》


(………)


私達は、同じ場所で、振り向けばすぐ顔が見える場所で…

無言の会話を続けた…


私はそれだけで、胸がキュッと苦しくなり、

目の奥がヒリヒリと熱くなってくる


振り向きたい…

振り返って総司さんの腕の中に飛び込みたい…

大好きな人の腕の中へ…



《お前の手料理が食べたい…》

《早くお前を抱いて眠りたい》

《マリア、いつまで待てばいい?早く戻ってこい》


《……お前の帰る場所は、俺のとこしかないだろう》



もう、涙で画面が完全にぼやけていた



(総司さん、私…)


私は、小さく肩を震わせて嗚咽を押し殺すことで精いっぱいで…


総司さんが椅子から立ち上がったことに気づくよしも無かった




「マリア……泣いているのか?」


「………」


背後から聞こえる優しい声、と同時に総司さんが近づく気配を感じた


私は咄嗟に立ち上がり、その場から逃げるように扉に向かった



ドアノブに手をかけたその時、肩をグッと掴まれると、後方から抱きしめるように腕がまわされた


「マリア…行くな」


「…は、離して…くだっ…さいっ…」


だけど、まわされた腕の力が緩むことはなかった


(総司さん……)


私は身動きがとれないまま、しばらくの間ジッと抱きしめられたままでいることしかできなかった




総司さんは、私の体を反転させると顎に手を寄せ、クッと上を向かせ、覗き込むように顔を近づける


久しぶりに至近距離で見る、総司さんの整った顔……

だけど、いつものような自信に満ちた表情はなく、疲弊した様子が伺えた


それだけで私の瞳からは、大粒の涙が零れてくる…



「マリア…泣くな…」

「俺が悪かった……」

「…俺の軽率な行動のせいで…お前に心配をかけて…不安にさせた…」


総司さんはそう言って、私の涙を唇で受け止めていく


「あ……っ」


瞼に感じる総司さんの柔らかな唇の感触に、思わず吐息が漏れた……



涙が止まった後も…総司さんの唇は、瞼に頬に唇を触れたままでいた

どれくらいの間そうやっていたのだろうか…


やがて、心地よい柔らかな唇の感触が、頬から口端へ…そして唇へと重なった



「んっ……」


今まで幾度となく重ねあったはずの唇の感触が、いつもより優しく感じる


優しく啄ばむようなキスを何度も繰り返し、やがて深いキスに変わっていった…



そして…


「マリア、一緒に帰ろう、俺たちの家に……」

「もう、俺の傍から離れていかないでくれ…」

「俺はお前がいないと…」



切なそうに哀願するような総司さんに、私は小さく頷いた





~Fin~





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最後まで読んでいただきありがとうございました~≧(´▽`)≦



どうですかね~

こんな仲直りの仕方は…(;^_^A


PCメールでのやりとりも・・・会長とその秘書だからこそありうる設定かな?と…



まあ、総司さんが痺れを切らして強引に…というパターンもちょっと構想にはあったんだけど…

総司さん初妄想なので、さわやかに…超甘でいった方がいいかな~と・・・


総司さんは、自分の思ったことをちゃんと口に出すタイプだし、ストレートに表現するタイプだし(回りくどいことはしない…)、マリアよりはよっぽど素直なキャラなのかな…と、思います。




イケ契レポ、まだまだ途中でこんな横道にそれてしまいましたが、続編まだまだ続きますので、楽しみにしててくださいね!



ではでは…(*^o^*)/~