ボルテージの恋愛ゲーム「眠らぬ街のシンデレラ」の妄想二次小説です。
(ボルテージさんとは、一切関係ありません)
遼一を愛するがあまりの勝手な妄想で仕上がっていますので・・・
①原作のイメージを崩してもいい方(キャラ崩壊あり)
②ネタバレ等も含む場合もありますのでお嫌でない方
③ワタシの自己満妄想にご理解のある心の広い方
のみ、ご閲覧くださいますようお願いいたします。m(_ _ )m
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~③からのつづき
私をベッドに横たえると、遼一さんの唇が深く重なった。舌が絡み合い息もできないくらいの激しいキス…
でもそれは一瞬だけで、軽く触れるだけのやわらかなキスに変わる。
「…マリア」
愛しむような瞳でじっと見つめられる。
「遼一さん…?」
突然ギュッと強く抱きしめられた。
「アッ・・・」
そして、抱きしめた手の力が少し緩めると遼一さんは、
「今日はずっとこうしててやるから…、もう寝ろ」
「えっ?」
「明日も忙しいんだろ?」
「今日のお仕置きは…優しくしてやれそうにないからな…」
(今お前と肌を合わせたら…ずっと離れたくなくなってしまう…一晩中お前に触れて感じたくなる…)
「お前に無理させてしまう…」
「……」
(確かに遼一さんの言うとおりかもしれない。遼一さんに会えて、うれしくって…
疲れなんかどこかにいってしまったとは思っていても、このハードな2週間を思えば、身体にはかなり無理がかかっているに違いなかった。)
(そんな私のことを気遣って、心配してくれてるの…?)
私はそんな遼一さんの気持ちがとても嬉しくて、小さく頷いた。
「はい」
遼一さんはとても優しい微笑みで、私の頭をポンポンと撫でてくれた。
× × × ×
「マリア、寝たか…」
「いえ、まだですけど?」
「…お前の仕事が少し落ち着いたら、2、3日どっか旅行にでも行くかぁ」
「え?ホントですか?」
「ああ、どこがいいか考えておけよ」
「は、はい!」
(嬉しい…)
(今からの季節だと、北海道とかいいかも・・・)
× × × ×
そして私は…
思いがけない真夜中のご褒美に逸る気持ちを押さえ、遼一さんのあたたかな腕の中で、そっと目を閉じた。
時計は25時を回っていた…
~Fin~
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またまた、私の自己満足なお話に最後までにお付合いくださりありがとうございましたm(_ _ )m
このお話は、実は…
自分で自分に捧げる、ご褒美話なので…あります。
冒頭にあった、「人事異動やら人員削減…で忙しい日々を…」というのは、まさに今の私の置かれている状況でありまして・・・
とにかく仕事がハード、毎日クタクタ状態で…
4月に入ってからは、ホント休日出勤や連日の残業で…疲れてるはずなのに、頭が冴えすぎてて眠れないという日々を送っております。(もう半鬱状態です…)
そんな時にふと「遼一に癒してもらおう!」と思い立って、このお話ができました。
とにかく甘々に…甘すぎるお話で癒されようという設定だったため、今までのお話や、今までの遼一キャラとはちょっと違った感じの仕上がりとなってしまいました。
「こんなの遼一じゃない~」
と思われる方もいるかもしれませんが、私の自分へのご褒美話ということをご理解下さいませ。