ボルテージの恋愛ゲーム「眠らぬ街のシンデレラ」の妄想二次小説です。
(ボルテージさんとは、一切関係ありません)
遼一を愛するがあまりの勝手な妄想で仕上がっていますので・・・
①原作のイメージを崩してもいい方(キャラ崩壊あり)
②ネタバレ等も含む場合もありますのでお嫌でない方
③ワタシの自己満妄想にご理解のある心の広い方
のみ、ご閲覧くださいますようお願いいたします。m(_ _ )m
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~②からのつづき
「遼一さん、何か飲みますか?」
「ああ」
私はキッチンから赤ワインとグラスを持ってきた。
(カチッン…)
グラスを合わせ乾杯をした。
「お前…、明日大丈夫か、仕事?」
「ふふっ、はい大丈夫です」
「さっきまでは、もう疲れてクタクタだったんですけど、遼一さんに会ったらどっか吹き飛んじゃいましたからっ」
「…お前なぁ…(頬が赤くなっていく)」
(こいつ無意識なのか…、可愛いこといいやがって…、後で覚えてろよ…)
「あっ、遼一さんこそ大丈夫ですか? 顔真っ赤ですけど…酔っちゃいましたか?」
(キャッ!)
そのままソファーに押し倒され、遼一さんは私の上に覆いかぶさると耳元で優しくささやく。
「寂しかっただろ…」
遼一さんの心地よい身体の重みと、耳元にかかる甘い吐息、微かにタバコの煙の匂いが混ざったいつものコロンの香りに包まれて…ドキドキと心臓が早鐘を打った。
私は、その心音をごまかすために…絶対に はぐらかされるのを承知で聞いてみる。
「遼一さんは…、寂しかったですか?」
すると…
小さく笑い
「ああ、寂しかった…」
(えっ?)
予想とは逆の言葉に、私の方が戸惑ってしまう。
「遼一さん…?」
私は思わず遼一さんのおでこに、自分のおでこをくっつけた。
「ん~、熱はないようですけど…、どこか痛いところないですか?」
「…お前な~ったく、いい加減にしろよ」
「俺だって、素直になることだってあるでしょうが…」
「で、でも…、こんなのって…、いつもの遼一さんらしくありませんよ」
「だから、俺だって…な~」
(遼一さん、必死になっちゃって…可愛い)
「ふふっ、遼一さん、顔、赤いですよ~」
「…ちっ、マリア、こいつ…」
「ふふっ…」
私たちはどちらからともなく笑いあうと、啄ばむようなキスを何度も繰り返した。
「ふっ、今日のお前…生意気だな」
「はいっ」
「お仕置きが必要だな…」
「あっ・・・っん」
遼一さんは優しく唇を重ねると、私を抱き上げベッドへと向った。
④につづく~