【妄想ガール】
駄文のうえ、自己満足な妄想ストーリーとなっておりますので、ご理解のいただける心の広い方のみ、お進みください。
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~帰国後④からのつづき~
私の目に飛び込んできたのは・・・
『全身デコレーションチョコ』 ~私の全てを味わって~
あなたの全てを彼好みにデコレーション
甘~い甘~いスペシャルバレンタイン
(な、なんなの!?これ!? 全身デコレーションって・・・!?)
箱の中には絞り袋に入った、三種類の生チョコクリーム(ビター・ミルク・ホワイト)に、小さなハートチョコや、カラフルなアラザン・・・、デコレーションチョコ一式が綺麗に並べられていた。
私は、しばらくの間呆然と立ち尽くした・・・
(はぁー、理香子さん・・・これを私にって、いったい何考えてるのよ・・・。こんなの遼一さんが見たら・・・)
「ダメ、ダメ、ダメ!!絶対ダメ!!」
私は頭を大きく横に振り、急いでその箱を袋にしまった。
「・・・何がダメなんだよ?」
「えっ!?りょ、遼一さん!?」
慌てて見上げた視線の先には、壁に寄りかかり私を見つめる遼一さんの姿があった。
「あ、あの、いつからそこに・・・?」
「・・・・・・」
(・・・ずっと、見られてたのかな・・・)
「え、えっと・・・、あ、あの・・・」
(ダメだ・・・冷静にならなきゃ・・・・)
「も、もう書き終わったんですか?」
「ああ」
「っつうか・・・お前何あせってんのよ?」
「あ、あせってなんかいません・・・よ・・・」
「ふ~ん」
遼一さんは、壁に寄りかかっていた体を起こすと、ゆっくりこっちに近づいてくる。
(ど、どうしよう・・・)
「あ、あの~遼一さん、私ちょっと急用を思い出したので・・・帰ります・・・ね・・」
近づく遼一さんから逃げるように、玄関にむかおうとした。
(バンッ!)
「頑張って仕事おわした俺を前にして・・・急用なんて却下に決まってんだろ、バカ!」
私の行く手を遮る遼一さんの腕と壁の間に閉じ込められて、身動きがとれなくなってしまった。
「・・・・」
「ふっ、お前何か俺に隠してんだろ?」
「・・・い、いえ、隠してなんかいませ・・っ」
(ヒョイ!)
「ちょ、ちょっと!?返してください!!」
遼一さんは私の手から袋を取りあげると、中からあの箱を出した。
(あ~、もうダメだ・・・)
× × × ×
次の瞬間・・・
遼一さんの笑い声が聞こえた。
「こりゃあいいな、マリア、お前なんでこんないいもんかくすんだよ・・?」
「い、いいものって・・・理香子さん、どうしてこれを?私に・・・?」
「そりゃあ決まってるでしょうが・・・」
「理香子も、なかなか気の利いたことしてくれるよな~」
「俺の趣味、よ~くわかってんじゃね~の・・・」
「しゅ、趣味って・・・!?」
遼一さんは、そう言うとまだ笑っている・・・
「あの・・・私、イヤですからね・・・」
「ん?」
「だから、全身デコレーションなんて、絶対イヤですから・・・」
「・・・却下、お前・・・俺が許すと思ってるわけ?」
「ゆ、許すってなんですか?私、悪いことなんて・・・」
「せっかくの理香子の好意、無駄にしちゃダメでしょうが」
「こ、好意って・・・そんなの・・勝手に・・・」
「ちょ、ちょっと待って・・・遼一さん!!」
遼一さんは私の腕を掴むと、寝室へと強引に引っ張って行った。
~帰国後⑥につづく~
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もう・・・ほんとにスミマセン・・・m(_ _ )m
これじゃあもう、「終わる終わる詐欺」ですよね~ヽ(`Д´)ノ
自分の頭の中では、こんな長い話ではないのですが・・・
ちょっとした妄想なのですが・・・orz
文章にすると、なぜか・・・膨らむ膨らむ・・・(;^_^A
なにせ初めての経験ゆえ、大目に見ていただけば・・・(;^_^A。
もう少し、この終わる終わる詐欺まがいなお話にお付き合いください・・・