【妄想ガール】
駄文のうえ、自己満足な妄想ストーリーとなっておりますので、ご理解のいただける心の広い方のみ、お進みください。
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~帰国後③からのつづき~
私は遼一さんのマンションの前でタクシーを降りると、バッグの中から合鍵をとりだした。
遼一さんからこの鍵を貰った時は、とてもとても嬉しくて・・・
・・・だけど、なんだか くすぐったいような 恥ずかしいような気がして・・・
つい最近まで、鍵を持ちながらインターホンを押していた。
『お前さ~それじゃ、合鍵の意味がないでしょうが・・・』
いつも、遼一さんが呆れ顔で言ってた言葉が脳裏をよぎり、思わず笑ってしまった。
× × × ×
(ガチャリ!!)
「遼一さん、お邪魔しま~す!」
返事がない。
(あれ?遼一さんいないのかな~?)
不思議に思いながら、リビングにむかう。
(カチャッ)
「遼一さん?」
電気はついたままのリビングにも遼一さんの姿はなく・・・
《ドサッ!!》
飛び込んできたリビングの光景に目を奪われると・・・
私は、手に持っていた紙袋を落としてしまった。
「な、なに・・・? これ・・・・?」
「増えて・・・る・・・?」
私は、テーブルの上に無造作に置かれたダンボール箱からあふれるほどのチョコレートの山に、
立ち尽くしてしまった。
× × × ×
(カチャッ・・・)
「おっ、マリア着いてたのか?」
「・・・・・」
「・・・んっ?何ボーっと突っ立ってんだよ・・・」
書斎から出てきた 甚平姿の遼一さん。
「・・あっ、遼一さん、お仕事中だったんですね。お疲れさまです!」
私は、急いで足元に倒れている紙袋を拾い上げると、
「あの~これ・・・・ツンデレラ編集部に届いた、遼一さんあてのバレンタインのチョコレートです」
そう言って、遼一さんへ紙袋を差し出す。
「・・・・・ああ」
そして、テーブルの上に目をやると、
「あの~遼一さん?これって・・・・チョコ増えてません・・・?」
「ああ・・・、今日理香子が届けてくれた・・・」
「理香子さんが・・・・?」
「じゃあこれは、オニオン編集部に届いた遼一さん宛てのチョコ・・・」
「ああ、そうらしい・・・」
(す、凄い数・・・)
「遼一さん・・・このチョコレートたちって・・・全部食べるんですか?」
「いや・・・それは無理だろ・・・」
「そ、そうですよね・・・、じゃあ・・・どうする・・・」
すると、遼一さんは、
「毎年、未来に任せてるから、今年もそうするかな・・・」
「未来君に?」
「ああ、あいつなら無駄にしないからな」
(そっか・・・未来君なら、みそかぜ園のこどもたちの所とか・・・そのほかにも・・・絶対無駄にしたりしないね)
「うん、そうだね」
そう言って私たちは、見つめあうと微笑んだ。
× × × ×
(チョコも無事届けたし、遼一さんも仕事途中だったみたいだし・・・そろそろ・・・)
「じゃあ、遼一さん、私これで失礼しますね」
「んっ? まだ来たばっかじゃね~の、ゆっくりしていけよ」
「で、でも・・・遼一さん大丈夫ですか?確か、明日までの原稿があるって言ってませんでしたか・・・?」
「ああ、正確に言うと 『あった』 だがな」
「でも、明後日までになった」
遼一さんは、後ろから私を抱きしめると、耳元でそう囁いた。
「えっ?」
言ってる意味はわかったけど、どうしてそうなったのかがわからずに、真意を確かめようと遼一さんの方に向きを変えた。
「どういうこと・・・・で・・・」
「・・・んっ・・・っ」
私の言葉を遮るようにいきなり唇を塞がれると、
「キリのいいとこまで終わしてくるから、少し待ってろ・・・」
もう一度軽く、唇を重ねると書斎に向かう遼一さん。
「そうだマリア、キッチンのカウンターに理香子からお前への預かり物が置いてあるから・・・」
「バレンタインのプレゼントだって言ってたな・・・」
そう言い残すと遼一さんは、書斎の中に消えていった。
× × × ×
(!?)
(理香子さんから私に・・・?)
私はキッチンに向かうと、ピンクの包装紙で綺麗にラッピングされた・・・大きな赤いリボンのついた・・・いかにもバレンタイン仕様のそれを見つけ手に取った。
そして綺麗なラッピングを丁寧に外していく。
金色に縁取られたこぎれいな黒い箱に、本の帯のようなものが施されていて・・・
(!!!!!!!)
(・・・な、なに!? これ・・・・!?)
目を疑うような帯に書かれた文字に、全身が カーッと熱くなってしまった・・・
~帰国後⑤につづく~
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ご、ごめんなさい・・・m(u_u)m
今回で完結の予定が・・・
またまた、つづくになってしまいました・・・orz
ダメだな~まとめるのが下手で・・・(>_<)
実はこのお話は下書きなしで・・PCに思いつくまま文字をUPしているのですが・・・
普通はどうなんでしょうかね~
ある程度下書きのようなものを作ってから、UPするものなのでしょうか?
【お詫び】
こんなお恥ずかしい作品を読んでくださっていて、しかも、この続きを早く読みたいなんて思ってくださっている方へ
今日で完結する予定が、ダラダラと意味もなく長文化してしまって・・・本当にごめんなさい。
ここまでくればこの次で必ず完結できるはずですので、もう少しだけお付き合いください。
それで、次回なのですが・・・所用のため火曜日以降のUPとなりますのでご了承ください。